香嵐渓は、愛知県豊田市足助町にある矢作川支流巴川沿いの渓谷。愛知高原国定公園の一部にあたる。
国道153号にかかる巴橋から上流約1.2kmの巴川がつくる渓谷美と、ご飯を盛ったような山容を見せる飯盛山からなる地域で、紅葉の景勝地として知られ、毎年11月には「香嵐渓もみじまつり」が開かれ、夜間ライトアップも行われる。
紅葉で有名な香嵐渓だが、山野草の宝庫としても知られ、3月下旬から4月上旬にかけては、かたくりの花の群落が咲き誇り、薄紫のじゅうたんを敷き詰めたような美しさを見せてくれる。
また、「三州足助屋敷」では、機織り、藁細工、桶づくり、番傘づくり、紙漉き・炭焼き、鍛冶、竹細工、木地、草木染めなどの手仕事が見られる。