奈良県で進められていた鉄道整備の巨大プロジェクト──「大和西大寺駅の高架化」および「平城宮跡を横切る近鉄奈良線の移設・地下化」計画が、思わぬところで頓挫している。 trafficnews.jp いま見えているのは「案の対立」だ。奈良県は"高架化だけでいい"と方針転換を打ち出し、奈良市は"そんなの合意違反だ"と反発。計画に深く関わるはずの近鉄や関係省庁は沈黙を保ったまま、第三回の協議会すら開かれない。 けれど、ここで目を向けるべきは「どちらの案が正しいか」ではない。もっと根本的に、この数千億円規模の事業を前にして、「なぜ関係者が同じテーブルに着いて議論できないのか?」という点にある。 🏗️ 計画…