:アーティスト :ミュージシャン
1949年1月1日、岐阜県に生まれる。日本を代表する本物のフォークシンガー。 1969年、五つの赤い風船/高田渡カップリングLPにてデビュー。93年、10年ぶりのニューアルバム「渡」をリリース。99年には2枚組CD「高田渡/Best Live」を発表。 2005年4月16日逝去。
こんなの見つけた🔎 コーヒーじゃなくて、コーヒ☕️ ”三条堺町のイノダっていうコーヒー屋” は本当にあったんだな。 高田渡さんの歌の詞に出てくるお店。 私が初めて聴いたのは、息子 高田漣さんのカバーアルバム「コーヒーブルース〜高田渡を歌う」を取り上げたピーター・バラカンさんのラジオでだったと思う。 それからアルバムごと愛聴している。 ライヴで聴いた漣さんと中村まりさんの共演もとても素敵だった。 このアルバムについて高田漣さんが語った記事を見つけたので ぺたん。 www.excite.co.jp 「自転車に乗って」「系図」「生活の柄」も好き。 「仕事さがし」は、今聴くとちょっと切実……💧 “まぁ…
テレビつけてたら高田漣て人が画面に出てました。 亡くなった中山美穂さんの、フランスから帰ってきてから作ったセルフカバーのアルバム制作に関わったらしく、彼女の思い出を語ってました。 ま、高田漣さんのことはともかく、中山美穂さんのこともご冥福を祈りつつ置いといて、高田漣て高田渡の息子だねと思ったのです。 あの変なフォーク歌手の高田渡。 フォークソングブームの最初の頃の人ですね。 最近、吉田拓郎って言っても知らなかったりするかもなので、それよりもだいぶ昔の高田渡って言っても知らない人の方が多いでしょう。 コーヒーブルースって歌を思い出しました。 三条へ行かなくちゃ 三条堺町のイノダっていうコーヒー屋…
なぎら健壱 関西フォークがやって来た! 五つの赤い風船の時代 著 者:なぎら健壱 発行所:筑摩書店 なぎら健壱が五つの赤い風船について語ると共に、当時の時代を語っている本。 私は十代の頃は歌についてほとんど知らなかった。知っているのは春日八郎「お富さん」とか三橋美智也「哀愁列車」ぐらいで、おまけに我が家の家族は両親を始めとして全員がひどいオンチだった。私は音楽の時間は教師がオルガンを弾いて音を出し、その音を当てるテストでは半音のずれも正確に当てていたので、自分がひどい音痴だとはまったく思っていなかって、大学の飲み会で人前で歌って周囲の人から指摘され初めて並外れた音痴だと気づいたぐらいだった。そ…
< なんの気負いもなく いつのまにかグラスの酒を流し込んでいるっていうのが 酒呑み > 夏バテの初期症状は、気分の落ち込みかもしれません。暑さに嫌気がさします。疲れちゃってます。 東京都の猛暑日、35度以上の日数がこれまでの記録を塗り替えて、圧倒的に暑い夏になっているニュースが連日報道されていますが、東京だけが暑いわけじゃなくって、日本列島、ことごとく、どこででも、2023年は異例の暑さなんですよね。 って書いている残暑の今、気温的にはまだまだ夏の真っ盛りの感じです。朝から暑いですし、日が暮れてからでも暑いです。 明日も35度以上の猛暑日が予想されます、ってニュースになっているんですけど、それ…
最近ラジオでかかっていた曲。 詩の内容が、なんともいえない奥ゆきと味があり、一本筋の通った哲学観を感じるものである。 しばし感心して、一体だれが作詞したのかと調べてみると、なんと金子光晴氏。 やはり格の違いを感じる。 以下、歌詞 父と子が二人で一枚の さるまたしか持ってないので かわりばんこにはいて外に出る この貧乏は東洋風だ 父のすねには巻毛があり 子のすねにはうぶ毛 父には何十年過ぎてこの貧乏 子には何十年をひかえてこの貧乏 父が死んだので子は前よりも 豊かになった 二人でひとつのさるまたが 一人のものになったからだ だが子供が水浴びしてるとき カニがさるまたを引いて行ったので 子は誰より…
4/13になぎら健壱さんがNHKラジオR1にゲスト出演。「フォークとはなんぞや」をたっぷり話されました。 これまでの内容 前回までの内容は、① アメリカのカレッジフォークが日本に入って来ました。それに影響されて人気を博した音楽を批判した高石ともやの登場。 fukinto.com ② 高石ともやの「受験生ブルース」と岡林信康の「山谷ブルース」に代表されるメッセージフォークの登場 fukinto.com そして、三回目の今回は、ギターの奏法、フォークと歌謡曲の違いと話題が転換します。 アコースティックギターの奏法 " data-en-clipboard="true">岡林信康の「山谷ブルース」『今…
風刺と皮肉 さてさて、皆さんこんにちは! 反戦歌をめぐる特集、始まっております。きっかけは図書館でたまたま目に入り、手に取った一冊の本。虚ろな革命家たち ――連合赤軍 森恒夫の足跡をたどって (集英社学芸単行本)作者:佐賀旭集英社Amazon このような記事を書く私に、高い志のようなものを感じる方がおられるかもしれませんが、私は実にこんな人間! ⬇ そもそも私は、自分の身の回りの安心が欲しいばかりの人間です。 我が子の心配しかしていない母親で、時々パチンコ店に足が向くような人間。 寄付とかボランティアもしていないし、政治も経済も分からないと思いながら、それを学ぶ気持ちも乏しい人間です。 過去記…
高田渡(というもう亡くなってずいぶん経つフォークシンガー)に、日曜日に近くの川まで魚釣りに行き、日がな一日そこで過ごしている、という歌詞の曲があった。日曜日にはあの小川まで行き、朝早くから夕暮れまでずっと、糸を垂れている。酒を抱いて行って、日ごろのウップンを餌にして一日を過ごす。そういう内容の一番が歌われる。そして二番になるとそこに「ジイさん」が登場する。魚釣りの名人のジイさんは、糸を引き上げる時に、しわがれ声をおしこらえて全身に微笑を浮かべる。全身で微笑むというのに嘘がない、本当の微笑みたる小さな幸せのように思える。そして歌詞はそのあとに、多分ジイさんの糸が引き上げられると、ということだと思…
言いたいことを上手く口にすることができない。毎日。 言いたいことと言ってしまうと主義主張っぽくなってしまうが、そうではない。 そうじゃないんだ、ということ。 あいまいさをなくし、そこから先のことは切り捨てたという言葉には、どうやっても勝てない。その場面では。 でもね、それはやっぱり、何か違う、のだ。 たいしたことではないが自分には呑み込めない言葉を前にし、何故僕はそれを受け入れることができないのだろう、昨日の夕刻からずっと考えてた。 最初は、たいしたことではないはずだったけど、一度考え始めると、たいしたことになってしまう。 深夜から目が覚めてから、再び眠れない。 この2〜3日、高田渡を聴いたり…
高田渡の視線の先に-写真擬-1972-1979- フォークシンガーの高田渡が撮った写真をまとめた写真集 『高田渡の視線の先に-写真擬-1972-1979- 』が売れている。 Amazonのその他のエンターテインメントで、なんと1位。 1972年から1979年の間に撮った貴重な写真の数々である。 高田渡といえば、『自衛隊に入ろう』という曲が有名だが、自衛隊を皮肉って歌ったのに、自衛隊が勘違いして喜んでしまったという逸話の持ち主。逸話と言えば、晩年はステージ上で酒を飲んで眠ってしまうという伝説もありました。私も目撃したので、コレ実話です。 25年くらい前になると思いますが、私は雑誌の仕事で高田渡さ…