虎尾製糖工場(虎尾糖廠)は、日本統治時代の1909年に建てられた製糖工場で、現在も稼働している。当時は東洋一の生産能力を誇り、虎尾の名を「糖都」として世に広めた。現在も稼働を続けており、毎年12月から翌年3月にかけての製糖期には予約制で工場見学ができる。また、その時期には台湾唯一のサトウキビを運搬する現役製糖用鉄道が稼働する。 この工場と製糖の関連施設が近隣に点在し、虎尾製糖パークともなっている。その関連施設には、製糖の歴史を学べる展示施設「糖業文物館」、運搬の拠点でもあった「虎尾驛」、古蹟にもなっている鉄橋、酒精工場(製糖副産物である糖蜜を原料としてつくられる酒)、幹部職員や職員、独身社員の…