娘に関しては、特に問題はなかったのだ。大晦日も家族で「紅白」を見て、新年を迎えた零時には近くの寺が打ち上げる花火を見上げた。元旦はおせちを囲んでダラダラして、午後からは初詣なんぞに付き添って、帰宅後はお昼寝と無駄な時間をたっぷりと過ごした。今思えばこの頃から、少し咳が出て喉が痛かったりはした。 ぼくの体調以外では、出勤した大晦日には大型プリンターの故障が報告されたり、そのほかにも諸々緊急の対応が必要な事案が発生した。近年稀に見るついていない大晦日とも言えたし、それはひとつの予兆だと捉えられなかった自分が今になってはくやしい。 娘を最寄りの交通機関まで送るのは妻に任せることにした。ぼくは布団のな…