EF60は、1960年に登場した平坦路線向けの直流型電気機関車で、1964年までに143両が導入されました。 国鉄では1958年に新型直流電気機関車としてED60・ED61が登場しましたが、この両形式で導入されたMT49形直流直巻電動機を採用したF形(動輪6軸型)となりました。 このため、出力は従来より東海道・山陽本線で高速貨物列車用として使用されていたEH10形(出力:2.530kW)ともさほど変わらぬ出力(2,340kW)となりました。 ED60と異なり重連運用は想定していないため総括制御機能はなく、前面は非貫通2枚窓となりました。 製造当初は、基本番台車は東海道・山陽本線の高速貨物列車に…