《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 国鉄が新たな旅客用電機を求めるようになった1960年代、電機の構造は従来のものとは大きく変わった車両を製作するようになっていました。 戦前から脈々とつくり続けられてきた電機は、台車枠を車両の基礎としていました。 台車枠に主電動機や歯車、動輪軸を装着することは現代の電機と同じでした。主電動機が回転することにより発生した運動エネルギーは、減速歯車を通じて動輪軸に伝わるとともに、車両を引き出したり押したりするエネルギーは、台車枠の先端に直接設置された連結器を通して伝えられていました。そのため、軸配置も旅客用のEF58方では…