今年のGWは、長崎にある遠藤周作文学館に行ってきました。海沿いにたたずむ文学館で、決して大きくはないのですが見応えがあり、2時間ほどかけてじっくり見てきました。 生い立ちから晩年の様子まで、年表形式で作品とともに振り返る展示と、別名義での活動・狐狸庵山人(こりあんさんじん)に迫る特別展示がありました。 人間の本質を描いた重々しいテーマを扱う小説、気軽に読める味わい深いエッセイ。両極端な魅力の輪郭が、前よりもはっきりとした気がします。 今日はそう思った理由をまとめていきます。 「人生が分からないから小説を書いている」 受け継いだ信仰を「仕立て直す」 多面的に生きる ユーモアをもち、人と生きる ま…