[英] meteor swarm
流星群とは、特定の期間、特定の時間のうちに、天球上の放射点(輻射点)から集中して流星が現れる現象。
典型的には1時間に数十個の流星を見ることができる。
多くの流星群は地球近接軌道を持つ彗星が放出した物質に地球が突入することで発生する。つまり地球が塵の雲に入り込んだ状態。彗星の軌道は動かないので同じ流星群は毎年同じ頃に現れる。ただし、塵の数は彗星の前後で多いので母彗星の地球接近の前後の年に活動が盛んになることが多い。
流星群のうち特に流星の数が多いものは流星雨と呼ばれる。
2009年8月、国際天文学連合(IAU)では、64の流星群リストを定義した*1。同時に、新流星群が発見されたときの命名ルール*2も規定されている。
2012年8月、国際天文学連合総会では31の流星群が追加され、確定した流星群の数は95になった。
国立天文台は、流星群の和名についても、国際天文学連合が決定した名称について、一定のルールで設定することにした。
学名を一定のルールで和訳した形式を用いる。
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*1:ただし、この中には南半球でしか見られない流星群や、活動規模が比較的小さいものも含まれている
*2:このときに、流星群の名称は地球から見て放射点に近い方角にある星座名とすることが決められた
*3:流星群の学名における「星座名」の部分は、星座のラテン語の属格の一つが用いられている。一般的には語尾が「-ids」となっている。
*4:この場合の「ギリシャ文字等」は、星座名と合わせて放射点に近い恒星名を表している。恒星名に「ローマン体」(アルファベット)が用いられる場合には、それに該当する文字が入る。
*5:ギリシャ文字には、仮名文字を当てずにギリシャ文字を使用する。
*6:読み方は「ちゅうかんりゅうせいぐん」とするが、呼称として「ひるまりゅうせいぐん」を使用しても構わないものとする。