多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、生殖年齢女性の4~8%に認められ、排卵障害の原因として最も多く、そして排卵障害を呈するPCOS女性の排卵誘発の第一選択薬はクロミフェン(クロミッド)だが、1日150mg(3錠)まで増量しても3周期連続して排卵が得られない場合をクロミフェン抵抗性という。インシュリン抵抗性を改善すれば排卵しやすくなるということで、クロミフェンにメトホルミンを組み合わせる方法もおこなわれるが、確かに排卵率は改善され*臨床的妊娠率は上昇するものの、生児獲得率はあまり改善されない。日本では、肥満、耐糖能異常またはインスリン抵抗性を認める場合にのみメトホルミンを使用すべきとしている。日本…