先日、日経新聞でサカナAI(Sakana AI)のデビッド・ハCEOの記事を目にした。「AI導入において、日本の正社員制度が強みになる」という、一見すると時代に逆行するような、しかし非常に鋭い指摘だ。 以前、こちらで「巨大なクジラも、かつては小さなSakanaだった」という記事を書いた。若い才能を育てることの大切さを綴ったが、今回のハ氏の言葉は、その「才能が育つための土壌」をポジティブに捉え直すきっかけをくれた。 「19:30の実験タイム」という年輪 ふと思い出したのは、私がかつてSEとして現場を駆け回っていた頃のことだ。 当時の私のルーチンは、本業の設計を19:30頃に一段落させ、そこから「…