英国には NICE(国立医療技術評価機構)という機関がある。 治療が「費用対効果的かどうか」を厳密に審査し、NHSの保険適用を決める機関です。 その NICEが2008年に出したガイドライン(TA159)が、SCS療法の位置づけを明確に示した。 結論は2つに分かれていた。 「神経障害性疼痛には推奨する」「虚血性疼痛には推奨しない」 なぜここまで明確に割れたのか。11のRCTのエビデンスを読み解くと、その理由が見えてきます。 NICEが推奨した条件——「神経障害性疼痛」の基準 SCSが NHSで推奨されるために満たすべき条件は明確でした。 患者基準(推奨事項1.1) 以下の2条件を両方満たすこと…