北原雅樹:痛覚変調症:混乱に彩られた方便 MB Orthop 37(10):191-199,2004 痛覚変調症の定義 侵害受容の変化によって生じる痛みであり、末梢の侵害受容器の活性化を引き起こす組織損傷またはそのおそれがある明白な証拠、あるいは痛みを引き起こす体性感覚系の疾患や障害がないにもかかわらず生じる痛み 注記 患者が、侵害受容性疼痛と痛覚変調性疼痛をどうjに示すこともありうる 原因不明(unknown)や特発性(idiopathic)という用語を当てるのは、痛みの原因の推定に役立たないだけでなく、患者に否定的な意味付け(stigma)を与えかねないという説明である UWMPCで痛みの…