国際コミュニケーション英語能力テスト(Test of English for International Communication)の通称。英語が母語ではない人向けの、英語によるコミュニケーション能力を検定する試験。英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストであり、世界約60ヶ国で実施。日本経済団体連合会と通商産業省の要請のもと、アメリカのETSが開発した。日本では最も認知されている試験だが、受験者の約8割方が日本と韓国で、日韓以外ではほとんど知られていないという指摘もある。
テスト結果は合否ではなく、10点から990点までのスコアで評価。評価の基準は常に一定であり、受験者の能力に変化がない限りスコアも一定に保たれる。これにより受験者は正確に現在の英語能力を把握できたり、目標とするスコアを設定することが可能。ListeningとReadingという受動的な能力を客観的に測定することにより、SpeakingとWritingという能動的な能力までも含めた、英語によるコミュニケーション能力を総合的に評価できるように設計。テストは英文のみで構成。また、その国独自の文化的背景や言い方を知らなければ解答できないような問題は排除されている。受験級のような区分はない。
TOEICテストは米国にある非営利のテスト開発機関である Educational Testing Service(ETS)によって開発・制作。
日本におけるTOEICテストの実施・運営は(財)国際ビジネスコミュニケーション協会TOEIC運営委員会が行っている。
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