Geo-Architect | Structural Intelligence 制裁を受けたロシアが中国やインドと取引を続けているのはなぜか、という問いをSWIFTとCIPSの違いから整理してみると、制裁の効果が「決済インフラの管轄権」によって決まる構造が見えてくる。 ① 一般的にはこう説明される 国際送金のインフラはSWIFT(国際銀行間通信協会)が担っている。SWIFT加盟銀行同士でメッセージを交換し、送金の指示を出す仕組みだ。 制裁の文脈では「SWIFTから切断する=その国を国際決済から孤立させる」という説明がよく使われる。2012年のイランへの制裁、2022年のロシアへの制裁もこの論理…