Hatena::ブログ(Diary)

あきつ・あんてな

2017-11-10

トランプのアジア歴訪の総括とおかしなおかしな日本の現実

| 01:14 |

このごろ、いつも楽しみにしているデモクラシータイムズです。

もう、もう、もう、開いた口のふさがらない日本の現状。


youtubeで、羽鳥の朝モニもけっこう見るのですが、あれもねー、イヴァンカの

来たときは、べったり取材。誰かつぃーとで、普通は反安部で、選挙になると

親安倍になると言ってましたが、そのとおり。


メディアがどうしてこんなにひどいかなあ。日本人というものに、絶望しますよ。

恥ずかしい。


まあ、デモクラシータイムズのようなのもあって、ほそぼそと溜飲をおろして

いますが。


https://youtu.be/knD_oU-AZK8

2017-10-21

【必視聴】最大の国防の脅威は安倍政権!

03:07 |

山尾しおり応援演説なんですが、必視聴。

戦争の現場にいた伊勢崎賢治 東京外国語大学教授の演説

北朝鮮と開戦したら、ソウルは火の海。トップの首はかんたんに落とせるが

そのあと二百万の軍隊がだまってしたがうか。必ず内戦になる。


このまま行ったら、かならず日本は戦争国家。


10/17”紛争解決人”伊勢崎賢治教授(東京外国語大学)山尾しおり応援スピーチ!山尾しおり🌸チャンネル



文字起こしです。

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https://www.facebook.com/miyuki.kohara.7/posts/1908256462521974

<超重要*拡散> 伊勢崎賢治さん、山尾しおり応援演説 全文

今、日本の国防の最大の脅威は、安倍政権です。これは、リベラルな立場で言っているんではなくて、極めて専門的な立場で申し上げています。その理由をおはなしします。」

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今、僕の紹介にありましたが、NGO職員とか、国連職員

僕もたぶん、護憲派で、リベラルで、平和主義者、みなさんと同じ・・(拍手)

・・だという印象をもたれているかもしれませんが・・、(笑い)

実は違った側面もありまして、 実は、僕は防衛省自衛隊の先生です。もう10年やってます。ただの自衛隊ではありません。東京目黒に統合幕僚幹部学校というのがあるんですね。陸海空の精鋭を育てる、高級過程というところで、幹部と候補生を10年教えてます。



なにを教えているか。戦争の勝ち方です。それを教える人がいないんです、日本には。なぜかというと、戦争にどう勝つかは、アメリカが考えるんです。自衛隊ってのは、非常にいいにくいんですけど、アメリカの二軍なんです。アメリカが考える戦略にどう従うか、ということだけをずーっと戦後70年考えてきた。

「もしかしたら戦争が回避できるかもしれない」

そういうことを主体的に考えたことが、日本はないんです。70年間。これはほんとなんです。自衛隊カリキュラム、幹部候補生を教えるカリキュラムがそういうふうにできちゃってるんですね。



ボクはあまりテレビは観ないんですけど、今日の朝、たまたまみたら

朝からですね、自民党の安倍さんが出ているんですねCMに。

「この国を守る!」・・筆頭に出てくるのが、北朝鮮の脅威なんですよ。

僕は自衛隊の先生でありますし、国立大学の教員でもありますし、教えてる自衛隊の最高司令官は、安倍首相です。 その立場で非常に言いにくいんですけども。

今、日本の国防の最大の脅威は、安倍政権です。(笑い、拍手)



これは、リベラルな立場で言っているんではなくて、極めて専門的な立場で申し上げています。その理由をおはなしします。

実は、先月、今から3週間前 ぼくはソウルにいました。トランプ政権がこれから戦争やるやる、って言ってる ソウルって、北朝鮮の国境から、50キロちょっとしか離れてないんですよ。

ここから名古屋駅のちょっと先ぐらいです。そこに敵がいるんです。大砲向けてるんです。そこに呼ばれたんです。 

だれが僕を呼んだんでしょう。



アメリカ軍陸軍太平洋地区 最高司令官のロバート・ブラウン大将です。いちばんえらい人です。

ソウルでこの時期に太平洋地区の32カ国の、陸軍の最高司令官だけを呼んだ会議を開くから、そこで講演してほしいと依頼されました。アメリカに呼ばれたんです。

なんで、この時期に、アメリカ陸軍がそういう会議を開くか。

それもソウルですよ、ソウル



アメリカは、一枚岩じゃないんです。

アメリカには大統領府がある。イケイケどんどんですね。安倍さんみたいに。

アメリカには、国務省があるわけです。外務省にあたる。

国防総省があるんです。軍があるわけです。軍の中でも、陸、海、空とある訳です。その中の陸軍です。戦争回避したいんです。彼らは。

なぜかというと、戦争が始まっていちばんおはちを食うのは、陸軍なんです。



それは、空軍であれば、基地を飛び立って、爆弾落として帰ってくるだけ。それだけですよ。爆弾落として、そのあとどうするんですか?

敵を倒すのは政権を倒すのは簡単なんです。アメリカの技術をもってすれば。

金正恩なんて、すぐ殺せます。

なぜ、それをしないのか。 リスクを考えているからですよ。

戦争というのは、敵国の政権を倒すだけで終わりじゃないんです。

その後に、人民がいるんですよ。

その人たちを統治しないといけないんです。そこではじめて、戦争に勝ったというんです。



日本人わかんないでしょ、この難しさ。だって、我々はうまく統治されたわけですよ。私たちは唯一の成功例なんです。我々が。

ところが戦後、アメリカアフガニスタンで失敗した。だから私が呼ばれたんです。その前はベトナムイラク。すべて、敵は倒したけど、そのあとの占領統治で失敗した。つまり、戦争に失敗してるんです。

だから、「開戦した場合のコストとリスクを将軍たちに教えてくれ」、という依頼でした。

これも、アメリカなんです。



大統領は、やれやれ言ってますけど。そこを考えて、じゃぁ日本政府はどうするか、って考えなきゃいけないんですよ。

ところがどうしたわけか、トランプ政権の足元で、きゃんきゃん、きゃんきゃん、小型犬みたいにきゃんきゃん吠えてる国があるわけです。これが残念ながら、我が国首相なんです。

もし、開戦したらどうなるか。ソウルが火の海になる。50キロしか離れてない。

米軍を胎内に置く我々も狙われるかもしれない。たぶん、そこまでだったら、アメリカは総力をかけてあの政権を倒すでしょう。 倒した後が、問題なんですよ。

だって、200万人いるんですよ。あっちの軍が。

トップの首を落としたら、簡単に投降すると思いますか? しないんです。

そっからが大変なんです。内戦になります。



アメリカはいつでも、手を洗って、自分のとこに帰ってきます。

戦場となるのは、朝鮮半島かもしれない。ソウルかもしれない。もしかしたら日本かもしれない。

これが日本や韓国、こうした立場に置かれた国を「緩衝国家」といいます。

つまり、大国の戦争の狭間にある。戦場となるのは、我々なんです。

アメリカ本土じゃないんです。それも、通常戦力でできるわけです。何万人も死にます。試算が出てます。



だから、気をつけてほしいわけです。だって、アメリカ陸軍の軍人たちが、自分たちの代表に、気をつけさせるために、こういう会議を開いてるんですよ?

なーんで、日本の首相が煽ってるんですか?  ・・でしょ?

今、会場にお子さんたちがいらっしゃいますが、今ある平和がお子さんたちの代に、もし、なかったとしたら、それをそういうふうにさせる、最大の脅威は、

大変申し訳ないけど、安倍政権です。 安倍政権です。



ぜひ、これは、ほんとに ご近所の方に、ここに来られているみなさん、伝えて下さい。このままにしていたら大変なことになります。 ぼくだけじゃないんですよ、実は言ってるのは。自衛隊のOBたち、それも幹部経験者の一部の方はキャンペーンをはじめました、実は。粛々と。反政府運動はできないけども、立場としてね。安倍さんのあのやり方は、まずい。日本の国防を脅かす。

国防をだれよりも知ってる方が、そういってるんですよ。

絶対、安倍政権は倒さなきゃいけない。



山尾さんの話をします。

山尾さんが勝たなきゃならない理由はふたつあります。

一つは、もちろん、ここの自民党に負けるわけにはいかない。あったり前です、こりゃ。 絶対に勝たせてあげて下さい!

もう一つは、たとえ山尾さんがここで勝っても、たぶん、自公の力は弱まらない。つまり、ここで山尾さん勝っても、自公に勝てるわけじゃない。

それに対抗するには、それに反する勢力が、まとまらなきゃいけない。

まとまってますか?いま。 まとめる力が必要なんです。

それを期待しているんです。 (大きな拍手)



今回、幸か不幸か 無所属になったのは、ボクは結構うれしいんですね。逆に。

だからこそ、彼女のしがらみのない発言とか、指導力が、逆に発揮できる。

で、並み居る政党が、逆に彼女の元に集う。

その力を見初めたから、僕は彼女を応援しているんです。(大きな拍手)

野党をまとめるために、山尾しおりが必要です。



それだけじゃないんですね。僕が彼女に期待するのは。

戦後、世界のモラルに影響を及ぼすような、リードするような、日本の指導者、現われましたか?

たとえば、今のカナダ首相、トルドーさん。かっこいいですよ!難民とか、イスラムとの戦いについても、米国にはない新しい価値観。 忘れちゃいけない、ドイツメルケルさん。また政権を維持しました。ああいう、一国のリーダーだけじゃなく、それ以上のものに。

その力を 彼女に、ボクはみたんです! (大きな拍手、歓声)

絶対、彼女はやるでしょう!  ね。

ボクは、ついて行きますよ(笑)ホントに。 あの、側近として。こき使って結構ですから。(拍手)



そういうわけで、今日の僕のメッセージは二つです。

絶対勝たせなきゃいけない理由は、この地元です。

もう一つは、彼女は、日本を率いるリーダーです。

世界のモラルをリードする人間です。 そこです。

ほんとにほんとに、僕は、なにもしょってません。一研究者ですから。



安全保障専門家を自負しています。

今の自衛隊の幹部すべて、幸か不幸か どんなにえらい自衛隊の幹部でも、戦ったことないんです。それはよかったかもしれない。



ボクは逆に戦う現場にいました。国連多国籍軍を率いる立場にありました。アメリカ兵とも行動を共にしました。 実際 僕の命令で、人が亡くなっています。

その立場の人間として申し上げます。

今一度、申し上げます。


安倍政権をこのままにしておいたら、我々の子ども、孫、今ある平和は続きません。

最大の 国防の脅威は、安倍政権です。これを、僕の立場で、申し上げます。

ありがとうございました。  (大きな拍手)


 

〜〜10月17日 愛知7区 山尾しおり 瀬戸つばきホール

      「立ち向かう集会」にて

伊勢崎賢治さん(東京外語大学大学院平和構築学教授)の応援演説でした!

       

               文責・小原美由紀 

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こんな動画も。

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2017-10-20

日米指揮権密約と戦後日本

| 14:59 |



矢部宏司さんの『知ってはいけない』は、ベストセラーになっているようですが、その種本の一つ

『日米指揮権密約の研究』の著者とのIWJインタビューです。前半の一時間だけですが、ぜひ聞いておく

べき。

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http://iwj.co.jp/wj/open/archives/400203

【広告連動企画!!】 新刊『「日米指揮権密約」の研究』自衛隊はなぜ、海外へ派兵されるのか 岩上安身によるジャーナリスト末浪靖司氏インタビュー 2017.10.7

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それと、例の希望の党への合併騒ぎ。これを、田中龍作さんが、内幕を記事にしています。

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http://tanakaryusaku.jp/2017/10/00016823

前原代表の「想定外」だった 野党合併、頓挫の理由を明かす


小沢のシナリオはこうだった―

 まず民進自由社民合併する。その後、日本ファーストとも一緒になる。   

 安保法制が強行採決された2015年秋ごろから小沢と共産党の志位委員長は会合を重ねてきた。

 共産党が下ろせる選挙区は大胆に下ろす。野党共闘という名の候補者調整は翌夏(2016年参院選で実った。

 小沢は民進党の前原代表とも会合を重ね薫陶を授けてきた。

 枝野を退けて新代表に選ばれた前原はテレビ番組のインタビューで、共産党との選挙協力否定的な発言を繰り返す・・・野党共闘は成立しない。勝てると踏んだ安倍首相解散に打って出た。安倍は まんまと おびき出されたのである。


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これまでの話を総合すると、土壇場で小池が前原にこっそりと小沢抜きの話をもちかけ、

前原がそれに乗った、ということなんでしょう。小池の、社民共産切りです。

立憲民主党の勢いは、国民の願いや声を聞いてくれているという実感があるから。

枝野さんは、むしろ意外だったんじゃないですか。こんなに声が鬱積していたのだと

いうことを知らなかったんじゃないでしょうか。


共産党とか社民とか、こだわっているのは、むしろ政治家の方じゃあないんですか。

わたしら、どっちでもいい。戦争なんかしないで、まともな政治してくれれば。

2017-10-09

前原・小池の解散劇にいたるまでの裏話

| 00:36 |

なるほどねぇぇ、といった裏話が語られます。


八月某日、平野さんを小沢さんが呼んで、「前原が教えを乞いたいといってきて

いるが、おとなの常識がないんだよ。どうしたらおとなの常識がつくかね。」と

聞いたんだそうな。

「そりゃ、女の苦労をさせること」と答えたそうだけど。

裏話、よく聞いておくべきだと思います。みんな頑固なせいで、チャンスをのが

している。おかげで今日の混沌状態。

次回こそは良き展開をしてもらいたいもの。




お待たせしました!乱世の永田町なら、この3人組にお任せください。国会の裏に通じた平野貞夫、早耳の鈴木哲夫、横丁の隠居早野透。突然の解散は、議会政の根幹となる憲法の少数者の臨時国会召集権を否定した。もはや政権独裁である。この選挙は、「国難だよ」平野のボルテージは上がる。さて、小沢と接触していた前原はある日をさかいに接触を断った。小池希望の党の登場が安倍打倒戦略に動揺をもたらし迷走が始まった。小池と前原、二人を熟知する3人の人物評は辛辣。閉塞した状況を突破した立憲民主党枝野の背を押したのは誰か・・。

みっちり中身の詰まった1時間。さあ、選挙にいこう!

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2017-10-08

【必読】小池・前原ドタバタ劇の裏側と選挙のあとに来るもの

| 10:46 |

twitterをひらいたら、矢部浩治さんのこんなツィートが。

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矢部宏治‏ @yabekoji

今回の奇怪な「前原民進党・解党事件」は、決して個人の軽挙妄動ではなく、米軍による日本支配の最終段階として起きたものです。非常に厳しい状況ですが、民主主義原則を守って戦えば充分逆転のチャンスはあります。キーワードは「沖縄との連帯」です。

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やっぱり、ね。

矢部浩治さんの近著『知ってはいけない』をお読みください。

ここに、ひじょうに簡潔に、わかりやすく、戦後の日本のおかれた状況が説明されて

あります。


つまり、戦後の日本国憲法をもった民主主義国家は、表の仮面。その裏で、米軍に支配

されていた。政治経済には主権を回復させたが、軍事部門は米軍従属の密約がかわされて

いた。朝鮮戦争のさなかにこういう体制がつくりあげられた。これは、国際法の構造の

なかにかっちりと組み込まれている。


ブッシュ政権下のライス国務長官でさえ、日本と韓国を統括している太平洋軍司令官は

昔から植民地総督のようなもので・・・と言っており、米国政府と太平洋軍司令部とは

しばしば軋轢をおこしているらしい。


日本は、半主権国家です。しかし、国際法上、法的な正統性をもつ「日本国憲法」を

もっています。これが、米軍支配の密約をおもてだたせることを抑制してきた。

だが、安部政権によって、密約が大手をふって顔を出すようになってきた。


日本国憲法」を作ったのも、米軍支配の密約も、すべては法的な正統性をもった

解釈があるわけで、そこでのせめぎあいの均衡がくずれ、いまは、米軍支配による

植民地化が最終的に実現しつつあるということなのです。



矢部宏治さんの、記事をご紹介します。

これは、必読です。

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http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53127

誰が首相になっても、総選挙後に必ず起こる「2つの重大な出来事」

『知ってはいけない』著者の警告




「野田民主党自爆解散事件」との共通点


けれども実を言えば、私自身はあまり驚かなかった。なぜならいまから5年前、民進党の前身である民主党のなかで、同じくらい奇怪な事件が起こったことをよく記憶していたからだ。それは2012年11月に、当時の野田佳彦首相が起こした「民主党自爆解散事件」である。もう昔のことなので、忘れている人も多いと思うが、これは簡単に言えば、


当時、政権公約と真逆の政策(消費税増税)を「命をかけてやりとげる」と公言していた野田首相が、

自党の選挙準備がまったく整わない状況のなか※、野党の党首(安倍晋三自民党総裁)との国会討論中突然解散に合意し、わずか2日後(11月16日)には本当に衆議院解散して、230議席から57議席へという壊滅的な敗北を喫してしまった

そして政権を失ったにもかかわらず、野田氏はその後、政界から引退も離党もせず、そのまま党の実力者でありつづけた


という、きわめて不可解な事件である。そしてこの事件は、


○ 突然決まった衆議院選挙の混乱のなかで、

○ 最高責任者が意図的に党を壊滅させるような行動をしたにもかかわらず、

○ その後、議員辞職もせずに党内にとどまり、実力者としての地位を維持しつづけた


という点において、前述の「前原民進党・解党事件」と完全な相似形をなしている。



2つの奇怪な事件は、なぜ起きたのか


ではこの2つの奇怪な事件は、いったいなぜ起きたのか。その理由については、私などよりもはるかにわかりやすく、しかも簡潔に説明している人物が存在する。元航空自衛隊のトップ(幕僚長)であり、対中国強硬派、核武装論者としても知られる右派論客田母神俊雄氏である。

彼は「前原民進党・解党事件」が起こった直後、自分のツイッターでこう述べている。


希望の党ができて民進党解散になる。小池さんも前原さんも、日本の左翼つぶしに是非とも頑張ってほしい。右と左の二大政党では、国がつねに不安定だ。保守二大政党制になってこそ、安定した政治になる。〔現在の〕日本のおかれた状況で、憲法改正に反対しているような政治家には、国民生活を任せることはできない」(2017年10月1日、下線筆者)


実にわかりやすい「解説」ではないか。つまり、安全保障の問題から左派リベラル派)の影響力を完全に排除する――。それこそが今回の「前原民進党・解党事件」と、5年前の「野田民主党自爆解散事件」のウラ側にあった本当の目的であり、グランド・デザインだったというわけだ。実際、この2度の自爆選挙によって、かつて旧民主党政権に結集したいわゆるリベラル勢力は、ほとんど消滅寸前まで追い込まれてしまった。




枝野幸男氏が新たに立ち上げた立憲民主党をはじめ、選挙を戦うリベラル系の候補のみなさんに対しては心からのエールを送りたいと思うが、今回どのような選挙結果が出たとしても、選挙後に姿を表すのは、巨大な「自民公明・希望・維新」による保守連合体制であり、その最終的な目的は、軍事問題についての「野党の消滅」または「大政翼賛体制の成立」なのである。




選挙後に必ず起こる2つのこと

では、具体的に、これから何が起こるのか。選挙後に誕生する巨大な保守連合の、新たな目標として設定されているのは、まちがいなく、


全自衛隊基地の米軍使用

核兵器の陸上配備

の2つである。いずれも以前からアメリカ軍産複合体シンクタンクで、集団的自衛権とともに日本の課題とされてきたテーマだからだ。


今回の選挙結果がどうであれ、日本の首相に選ばれた人物には、この2つの課題を早急に実現せよという強烈な圧力がかかることになる。そのときわれわれ一般人は、いったいどう考え、行動していけばいいのか。その手がかりとなる情報を、以下、簡単にスケッチしておきたい。


「自衛隊基地の米軍使用」については、多くの人が知らないだけで、すでに進行中の現実である。たとえば下の図のように、現在、富士山の北側と東側には広大な自衛隊基地(富士演習場)が存在する。ところが現実には、これらはすべて事実上の米軍基地なのである。





これからやってくる「大政翼賛体制」のもとで、一度日本に返還された米軍普天間基地が、民間利用ではなく自衛隊基地となり、さらには現在の地位協定密約の組み合わせによって、事実上の米軍基地となる可能性は非常に高いと私は思う。

もし本当にそんな事態が起きたとき、われわれ本土の人間が沖縄と一緒になって、「そこまでバカにするのか!」と、真剣に怒ることができるのか。そうした事態についても、あらかじめ想定して準備しておく必要があるのである。




核兵器の本質」とは?


そしてここからが、もっとも重要な問題だ。戦後日本の「国体」ともいえる「朝鮮戦争レジーム」は、いま最終局面を迎えている。このまま半永久的に続いてしまうのか。それとも解消へと向かうのか。実はこれまで、絶対に揺るがないように見えていたその体制が、終わりを告げる可能性が出てきているのだ。



そのことについて説明する前に、読者のみなさんには、ひとつだけおぼえておいてほしいことがある。それは「核兵器の本質」が、「置いた国と置いた国のあいだで撃ち合いの関係になる」ということだ。そして一発でも撃ち合えばその被害があまりにも大きいため、両者の間には「恐怖の均衡」が成立する。

アメリカロシア中国の間には、すでにこの「恐怖の均衡」が成立しており、両者が直接戦争する可能性が消滅して久しい。そしてさらにいま、少し前まで誰も予想しなかったことだが、北朝鮮アメリカの間にも、この「恐怖の均衡」が成立(※)しつつあるのである。




これはアメリカの本音というよりも、世界の常識だと言えるだろう。1994年の第一次核危機で、「韓国側に50万人の死者が出る」という予測が出たために、北朝鮮への軍事攻撃を思いとどまったアメリカが、どうしていま、本格的な核の撃ち合いなど容認することができるだろう。トランプも、もちろん本当はそのことをよくわかっている。


メルケル首相プーチン大統領が「北朝鮮問題に軍事解決などない」とくり返し警告しているのは、トランプや金正恩に対してというよりも、むしろ自分たちが一番危険であるにもかかわらず、なぜか声高に強攻策を主張しつづける、理解不能な日本の首相へのメッセージなのである。


中国北朝鮮の核開発を凍結させ、きちんとした査察を受けさせるなら、米軍朝鮮半島から撤退させるという交渉もありえる。もっとも、かなり先の話になるだろうが」

バノンのこの発言も、多くの日本人にとっては非常に意外かもしれない。米軍が日本や韓国から撤退することなど、絶対にありえないとほとんどの人が考えているからだ。



しかし国際的な常識からいえば、このバノンの発言は、ごく当然の話なのである。朝鮮戦争(※)を北朝鮮とともに戦った中国軍は、すでに1968年には朝鮮半島から完全に撤退している。休戦から64年もたつのだから、米軍も撤退するのが本来は当たり前なのである。





日本の未来を切り開くために



こうして生まれた新しい状況のなかで、私たち日本人が今後注意しておくべきことは、たったひとつしかない。それは総選挙後に始まる安全保障議論のなかで、核兵器の地上への配備だけは絶対に認めてはならない」ということである。


これから米軍、とくに日本と韓国に軍をおく米太平洋軍は、日韓両国核兵器を地上配備させようと猛烈なプレッシャーをかけてくるだろう。もしもその圧力や巧妙な説得に負けて、日本と韓国が何百発、何千発もの核兵器を地上配備してしまえば北朝鮮の攻撃対象は当然、日本と韓国へと向く。その結果、北朝鮮アメリカの間の「恐怖の均衡」は崩れ、アメリカ本土は安全を回復する。結果として韓国からの米軍撤退の可能性も消え、日本における「朝鮮戦争レジーム」も永遠に続くことになるわけだ。



それは、核を地上配備するのは、沖縄の嘉手納と辺野古の弾薬庫だということだ。



本当の平和国家になるために



私も6年前から本に書いているように、本土への復帰前は沖縄に、最大1300発もの核兵器が地上配備されていた。


そして嘉手納と辺野古には当時それぞれ数百発の核兵器が貯蔵されていた巨大な弾薬庫がいまもあって、さらにはそれを「将来必要になったらいつでも使えるように維持しておく」という密約まで結ばれているのだ(1969年の佐藤・ニクソンによる「核密約」)。黙っていれば、自然にそういう流れができてしまうことは確実だ。


けれどもこの沖縄への核兵器の地上配備だけは、本土の人間も一体となって、日本人全員で絶対に食い止めなければならない。


おそらく身勝手な本土の人間たちは、「沖縄なら自分は安全だ。核兵器だろうと何だろうと、配備すればいいじゃないか。オレには関係ない」と考えるかもしれない。ところが、そうはいかない。



ここが問題の本質なのだが、北朝鮮対策という名目で沖縄に核が配備されたとき、それは自動的に、中国との間で核の撃ち合いの関係を生み出してしまう「恐怖の均衡」が成立するのである。そしていうまでもなく、中国のもつ核兵器は、日本列島全体を瞬時に壊滅させるだけの威力をもっている。



今回の「前原民進党・解党事件」でもよくたとえに登場した、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の教訓を思い出してほしい。「オレだけが助かればいい。ほかの奴らは地獄に落ちてもかまわない」と思った瞬間、われわれ日本人はみな、一体となって地獄へ落ちていくことになる。



同じように核兵器配備について沖縄ならいいか」と思った瞬間、「核大国中国との間での、永遠につづく軍事対立」=「永遠の朝鮮戦争レジーム」という、最悪の結果がそこには待ち受けているのだ。




けれども逆に、核の地上配備沖縄と連帯する形で、日本人全体で拒否することができれば、北朝鮮アメリカの間で「恐怖の均衡」が成立し、バノンが予言していたとおり、やがて北朝鮮の核開発の凍結とひきかえに、米軍朝鮮半島から撤退し、日本の朝鮮戦争レジームも終わりを告げることになるだろう。


われわれ日本人が望んでやまない「みずからが主権をもち、憲法によって国民の人権が守られる、本当の平和国家としての日本」という輝ける未来は、その先に訪れることになるのである。

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アメリカとしては、日本と中国北朝鮮とのあいだでに「恐怖の均衡」を成立させて、自国は安全を保証する。

日本は、おかげで永遠にアメリカの露骨な軍事植民地になるわけです。



国際法における正統性をもったわたしたち日本国憲法の精神を、実現していきたいものです。