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12月9日
【劇場公開】
・硫黄島からの手紙(2006/米・日/2時間21分) @丸の内ピカデリー1ほか 公式サイト
出演:渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、裕木奈江
監督:クリント・イーストウッド
原作:栗林忠道・半藤一利『栗林忠道 硫黄島からの手紙』
・市川崑物語(2006/日/ ) @新宿ガーデンシネマ 公式サイトなし 劇場のサイト
監督:岩井俊二
・映画ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪(2006/日/50分) @池袋シネマサンシャインほかシネコン系 公式サイト
監督:志水淳児
原作:東堂いづみ
・王の男(2005/韓/2時間2分) @シネスイッチ銀座、恵比寿ガーデンシネマ、新宿ガーデンシネマ、シネ・リーブル池袋 公式サイト
出演:カム・ウソン、チョン・ジニョン、イ・ジュンギ、カン・ソンヨン、チャン・ハンソン
監督:イ・ジュンイク
ノベライズ、コミック
・オープン・シーズン(2006/米/1時間26分) @日劇3ほか 公式サイト
声の出演:マーティン・ローレンス、アシュトン・カッチャー、デブラ・メッシング、ゲイリー・シニーズ、ビリー・コノリー
監督:ジル・カルトン、ロジャー・アラーズ
ノベライズ
・おじさん天国(2006/日/1時間4分) @ポレポレ東中野(レイトショー) 公式サイト 公式ブログ
出演:下元史朗、藍山みなみ、吉岡睦雄、松原正隆、平沢里菜子
監督:いまおかしんじ
・敬愛なるベートーヴェン(2006/英・ハンガリー/1時間44分) @シャンテ シネ、シアターN渋谷、新宿武蔵野館 公式サイト
出演:エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、マシュー・グード、ラルフ・ライアック、ジョー・アンダーソン
監督:アニエスカ・ホランド
・こま撮りえいが こまねこ (2006/日/1時間) @シネマライズ 公式サイト 公式ブログが3つもあります
監督:合田経郎
・人生は、奇跡の詩(2005/伊/1時間54分) @シャンテ シネ 公式サイト
出演:ロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ、ジャン・レノ、トム・ウェイツ、エミリア・フォックス
監督:ロベルト・ベニーニ
・スキャナー・ダークリー(2006/米/1時間40分) @シネセゾン渋谷 公式サイト
出演:キアヌ・リーブス、ロバート・ダウニー Jr.、ウディ・ハレルソン、ウィノナ・ライダー、ロリー・コクレン
監督:リチャード・リンクレイター
原作:フィリップ・K・ディック『暗闇のスキャナー』(『スキャナー・ダークリー』と改題)
・ダニエラという女(2005/仏/1時間35分) @シアター・イメージフォーラム、銀座シネパトス 公式サイト
出演:モニカ・ベルッチ、ベルナール・カンパン、ジェラール・ドパルデュー、ジャン=ピエール・ダルッサン、エドワール・バエル
監督・脚本:ベルトラン・ブリエ
・デジモンセイバーズ THE MOVIE 究極パワー!バーストモード発動!!(2006/日/20分) @池袋シネマサンシャインほかシネコン系 公式サイト
監督:長峯達也
原作:本郷あきよし
・NANA2(2006/日/ ) @日劇2ほか 公式サイト
出演:中島美嘉、市川由衣、玉山鉄二、成宮寛貴、姜暢雄
監督:大谷健太郎
原作:矢沢あい
・Presents〜合い鍵〜(2006/日/45分) @シネクイント(レイトショー) 公式サイト
出演:広末涼子、玉山鉄二、有村実樹、安田顕、真山明大
監督:日向朝子
原作:角田光代『Presents』
・LOVE MY LIFE(2006/日/1時間36分) @シアターN渋谷(レイトショー) 公式サイト
出演:吉井怜、今宿麻美、高橋一生、平岩紙、須賀貴匡、石田衣良
監督:川野浩司
原作:やまじえびね 原作
【特集上映】
・アニメラマ2006〜親子で見れない手塚アニメ〜@ポレポレ東中野(〜1月12日) 初日
・伊勢真一プロデュース・監督作品特集@UPLINK X(〜12月15日)
・the IKKAKU Festival@一角座(〜12月17日)
・ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2006@アテネ・フランセ文化センター 最終日 18時40分〜『あの彼らの出会い』
・第7回 ラピュタ アニメーション フェスティバル 2006 @ラピュタ阿佐ヶ谷 最終日 13時〜『イワンの仔馬』、15時〜『くるみ割り人形』、17時〜ズデネック・ミレル ベストセレクションB、19時〜ユーリー・ノルシュテイン作品集
・寺山修司実験映像ワールド@シアター・イメージフォーラム(〜15日) 初日 「トマトケチャップ皇帝〈オリジナル完全版〉」
・ヌーヴェルヴァーグはもうすぐ50歳になる@シネマヴェーラ渋谷(〜1月5日) 初日 『恋人のいる時間』『モンソーのパン屋の娘』『シュザンヌの生き方』
・NONSTOP!!爆走列島70's(〜12月22日)@ラピュタ阿佐ヶ谷 21時10分〜 内藤誠『地獄の天使 紅い爆音』(〜15日)
・美術監督特集2006〜映画美術の匠たち(〜12月29日)@シネマアートン下北沢
重鎮 木村威夫(〜15日) 14時〜『不良少女魔子』、15時40分〜『海と毒薬』、18時〜『夢の女』
・没後50年 溝口健二再発見@東京国立近代美術館フィルムセンター(〜12月27日) ☆観るならコレ?! 11時〜『西鶴一代女』、14時〜『歌麿をめぐる女たち』、17時〜『お遊さま』
・和田誠が「もう一度観たいのになかなかチャンスがない」と言っている日本映画@新文芸坐(〜15日) 初日 『三十六人の乗客』『死の十字路』
【映画祭】
・キューバ映画祭2006@ユーロスペース(〜15日) 初日 12時30分〜『低開発の記憶』、14時45分〜『永遠のハバナ』、16時40分〜『フルカウント』、18時45分〜<キューバアニメ傑作選>
・シネマート・シネマ・フェスティバル@シネマート新宿(〜15日) 初日
【今日のイベント】
・伊勢真一プロデュース・監督作品特集@UPLINK X トークショー 12時30分〜『めぐる』上映後 撮影監督・内藤雅行
・和田誠が「もう一度観たいのになかなかチャンスがない」と言っている日本映画 トークショー(三谷幸喜×和田誠)@新文芸坐 13時25分〜
・伊勢真一プロデュース・監督作品特集@UPLINK X トークショー 14時〜『ボクラの島を忘れない』上映後 撮影監督・内藤雅行
・Makino Takashi Film Exhibition vol.5 with Yamauchi Katsura@UPLINK FACTORY 14時30分〜
・伊勢真一プロデュース・監督作品特集@UPLINK X トークショー 17時〜『奈緒ちゃん』上映後 伊勢真一監督
・ヌーヴェルヴァーグはもうすぐ50歳になる トークショー(中条省平)@シネマヴェーラ渋谷 17時25分〜
・the IKKAKU Festival トークショー(寺島しのぶ、作家・車谷長吉)@一角座 18時〜
・夜のポエティズム 赤塚若樹のアニメーション講座 VOL.7@UPLINK FACTORY 19時〜
・伊勢真一プロデュース・監督作品特集@UPLINK X トークショー 19時〜『ルーペ』 伊勢真一監督
・アニメラマ2006〜親子で見れない手塚アニメ〜@ポレポレ東中野 トークショー(山本瑛一監督) 19時20分〜上映前
・ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2006 特別公演会(浅田彰)@アテネ・フランセ文化センター 20時〜21時
・そのほか、本日公開初日の作品には舞台挨拶が予定されている作品が多数あります。
【今日のテレビ】
・めざましどようび(フジテレビ系・朝)〜渡辺謙&加瀬亮出演? 映画『硫黄島からの手紙』PR
・知っとこ!(TBS系・朝)〜中島美嘉出演 映画『NANA2』PR
・王様のブランチ(TBS系)〜渡辺謙&加瀬亮出演? 映画『硫黄島からの手紙』PR
・日本映画2006ヒットの法則(日本テレビ・10時30分〜)
・バニラ気分!(フジテレビ系・昼)〜渡辺謙&二宮和也出演 映画『硫黄島からの手紙』PR
・土曜プレミアム「硫黄島〜戦場の郵便配達」放映(フジテレビ系) 映画『硫黄島からの手紙』の関連作品として
・ナイナイサイズ(日本テレビ系)〜伊藤由奈・成宮寛貴 映画『NANA2』PR
・COUNTDOWN TV(TBS系・深夜)〜NANA starring MIKA NAKASHIMA出演
【その他】
【今週の見どころ】
・本格的にお正月映画に突入しただけではなく、興味深い特集上映や映画祭もあって、映画ファンにとってはうれしい悲鳴、というか、本当にいつどこで何を観ればいいのかわからないくらい注目の作品が目白押しです。
新しい映画館が2つ(それぞれ2スクリーン)ありますし(オープン記念に何かくれたりするのかな?)、本日で終わってしまう特集上映も2つあります。
・シネフィルだったら絶対衣見逃せない映画監督の作品というのが、しばらくなかったのですが、今週は一度に4作品(クリント・イーストウッド、アニエスカ・ホランド、ロベルト・ベニーニ、リチャード・リンクレイター)もあります。岩井俊二も含めれば、5作品か?
・日本映画、アメリカ映画のほかには、韓国映画、イギリス映画、イタリア映画、フランス映画が1本ずつ。
・アニメーションが5本。中でも『オープン・シーズン』はソニー・ピクチャーズとしては初めてのアニメーションなので、日本でこれがどの程度受け入れられるか業界が固唾を飲んで注目してると思いますね。すぐに次の作品『モンスター・ハウス』も控えているわけですが。あと、<タムくんアニメツアー>というのもあります(13日と14日)。
・原作ものも多く、実話がベースになった作品が2本(『硫黄島からの手紙』『敬愛なるベートーヴェン』)あり、ドキュメンタリーも1本あります。
・『NANA2』が『NANA』の続編であるのをはじめ、「ペアになる作品がある作品」がいくつもあるのも今週の特徴で、『硫黄島からの手紙』が『父親たちの星条旗』とペア、『市川崑物語』が『犬神家の一族』とペアで、『スキャナー・ダークリー』は手法的に『ウェイキング・ライフ』とペアで、『こまねこ』はそれまでの短編シリーズを受けた形での長編という意味でのペア、ということになります。玉山鉄二は、『NANA2』と『Presents』という2作品が同日封切りになります。
・「3本目」というのも今週のキーワードの1つで、今度の『ふたりはプリキュア』は劇場版として3本目だし、渡辺謙のワーナー作品への出演も『ラストサムライ』『バットマン・ビギンズ』に続いて3本目。エド・ハリス&アニエスカ・ホランドのコンビも『敬愛なるベートーヴェン』が3本目(他の2本は『ワルシャワの悲劇 神父暗殺』と『奇蹟の詩 サード・ミラクル』)。角田光代贋作の映画も、『Presents』が『真昼の花』『空中庭園』に続いて3本目。中島美嘉も『NANA2』が3本目の主演作となります。
・興行ランキング的には、おそらく『硫黄島からの手紙』が『武士の一分』を破って1位でしょう。『父親たちの星条旗』はさほど大きなヒットにはならなかったようですが、今度はナショナル・ボード・オブ・レビュー作品賞を獲ったばかりで、アカデミー賞ニミネート確実と言われているし、なんとしても二宮和也ファンの票が見込めます。『硫黄島からの手紙』の作品賞受賞に一番ヴィヴィッドに反応したのは、実は二宮和也ファンだったんですよね。
・ミニシアター・ファンの票は、ベニーニ、ホランド、リンクレイター&キアヌ、岩井俊二&市川崑、そして『王の男』に、注目度に応じて分散するという感じでしょうか。
・新文芸坐の特集も毎日日替りで、しかも毎日ゲストを招いてのトークショーありということなのでこれも見逃せません。
・<キューバ映画祭2006>は、旧作が7本に新作&未公開作が2本+アニメーションが2プログラムで、新作&未公開作は劇場公開が既に決まっているのでちょっとひと安心。新作はオリバー・ストーンがカストロを獲ったドキュメンタリー“COMANDANTE”で、これも大注目作なのですが。
・シネマート・シネマ・フェスティバルは劇場公開予定作品ばかりですが、浅野忠信主演最新作や、日本映画『フライ、ダディ、フライ』の韓国版もあります。
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