ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

一段落ついて...

12月に入り、パイプス訳業も一段落というところです(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121111)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121116)。まだまだ、訳したい文章はたくさんあります。今年4月5月頃から、(あ、おもしろい!)と思ったものをワードに落としてフォルダーに集めてありますが、それが何と12フォルダー以上にもなってしまったのです。1フォルダーには20本ずつ集めてあり、その上に「私の好きな原稿集」なる翻訳者向けリスト(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121031)まで含めると、相当な数(計280本以上)にもなります。
確かに、どうしてこんなにおもしろくて魅力があって惹きつけられるのか、と不思議なのですが、さすがはユダヤ系、頭の使い方が違います!自分の才能と向き不向きをしっかり見極めて、‘Luftmensch’として世の中のニッチを探して、そこで精一杯、勤勉に頑張り続ける。たとえ少々失敗したとしても、くじけずに、新たな道や方法を探す。一つだけに集中しているのではなく、うまく軌道に乗っている時にも、同時並行して別のことを考えて、いざという時の足台にしておく...というように、この世知辛い世の中をたくましく生き抜く嗅覚と知恵が備わっているのです(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080409)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090210)。
中東情勢は困窮を極めているものの、書きたいテーマや、時間があったら研究したいものはまだたくさんお持ちのようで、そういうこんこんと湧き出る活力というものは、私にとっても非常によい刺激になっています。
パイプス先生の場合、こまごまと調べて文章化することは、大学に勤務されていた学者時代からお得意だったので(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120612)、シンクタンクの代表として研究調査を続ける傍ら「物書き」を名乗るようになった今は、世間一般の動向を鋭くキャッチして、素直に真っ直ぐにご自分の考えるところ、思うところを、きちっと方針を立て、原則を決めた上で書き続ける手法のようです。時々、あまりにもストレート過ぎるので笑わされてしまいますが、そこも個性の発露であって、私にとっては非常に楽しいです。

今頃、パイプス先生もイスラエルで、(恐らくは勝手に想像するに)今年6月に亡くなったイツハク・シャミル元首相(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120702)(のお墓参りとユダヤ教で申し上げてもいいのかどうか)なども含めて、今後の政治方針などについて、持論を展開しつつ、有力な政治家達との討議や助言などで忙しくされているのでしょう(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121129)。その後も、情勢不安定なある地域を旅行される予定だそうです。身の安全を第一に考えて、ここで詳細は述べませんが、とにもかくにもご健康と旅の成功を心より願っております。(と、11月28日に急遽出演されたラジオでも、司会者側がおっしゃっていました(http://www.danielpipes.org/12276/assessing-israel-security-situation)。)
というわけで、送った訳文の18本分は、エルサレムのレヴィ君(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120525)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120531)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120604)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120616)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120623)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120630)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120729)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120916)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120922)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121005)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121011)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121012)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121026)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121111)もパイプス先生がご滞在中は忙しいのか、ウェブサイト掲載が他の人の分も止まっていますが、かえってタイミングとしては抜群によく、その合間にこちらも「本業」に戻れます。というのは、掲載がわかり次第すぐに確認メールを送り、その後、ミスがあればすぐに再度、訂正依頼のメールを書く必要があるからです。これが案外に時間のかかるもので、いわゆる自宅にいながらにして自由な時間裁量で仕事が進むという方式ではあっても、会ったこともない、日本語のわからない(であろう)人に対して、いろいろと指示をするというのは、結構、手間のかかるものです。
ところで、パレスチナ「国家」樹立に向けて着々と進んでいるように報道されていますが、これは混乱の始まりとしか思えません(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20121130)。イスラエルと米国が「国際社会で孤立している」と勝手に報道しているメディアが日本にもありますが、私に言わせれば、「孤立しているのは、そっちの感覚だ」と申し上げたい。
第一、パレスチナの公務員と警察官の給料すら自前でまかなえないというのに、どうして「国家樹立」の宣言ができるのか、ということです。たとえは悪いですが、親のすねをかじって家に留まったまま、貯蓄もなく、職にもつかずに「結婚したいから」という願望だけで結婚式を挙げる、と宣言しているようなものです。それで「世帯を構える」ことになるのかどうか。インフラだって整っているとは言えません。それが、全てイスラエルのせいになっているのです。
2007年3月にベトレヘム(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070710)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071019)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071225)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20081216)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110830)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20111226)を訪れた時、アラブ系クリスチャンのお土産物屋さんでは、古い絵葉書や7年前の記念本がまだ平気で売られているような状態でした。「ここはこうだからねぇ」とため息をついていた同行のご年配の女性がいましたが、そういう感覚を持つ人々が一人でも多くなることこそが、社会発展の原動力になるのであって、自分達の苦境をいつまでも他人のせいにしているようでは、前進しません。また、「自分達にとって否定的なことは一切語るな、殺せ!」と団体でプラカードを掲げるのも、お話になりません。

さて、しばらくぶりでツィッターからの転載を。後日のために記録としてここに掲載いたします。

https://twitter.com/ituna4011


27 Nov lily2‏@ituna4011
"Apostasy in Islam: A Historical and Scriptural Analysis" by Taha Jabir Al-Alwani (http://www.amazon.com/dp/1565643631/ref=cm_sw_r_tw_dp_RQhTqb1SDN7YH …)arrived here on 12 November 2012.


27 Nov lily2‏@ituna4011
"Muslim Christian Interactions Past Present Future" By Yahya M . A Ondigo by Yah... (http://www.amazon.com/dp/B005G9LUTA/ref=cm_sw_r_tw_dp_-NhTqb13K3FXH …)arrived here on 12 Nov. 2012.


27 Nov lily2‏@ituna4011
"Islam and Other Faiths" by Isma'il R. Al Faruqi (http://www.amazon.com/dp/0860372766/ref=cm_sw_r_tw_dp_8IhTqb0H0C7E2 …)arrived here from the U.S. today.