1900年初頭の日本。次々と戦争をしていた時代。災害や金融危機もありました。様々なインフラが整ってきたのもこの頃です。地方の農村、漁村はどのような生活を送っていたのでしょうか。 文学では夏目漱石、森鴎外、島崎藤村、泉鏡花、芥川龍之介が名を連ねます。短歌、俳句において、写実・写生を重んじた正岡子規の流れは、アララギ派としてかなりの人々が参加しました。 八木喜平もその一人。渥美半島から短歌を読み続けます。困難ばかりの人生。それでも細々と生きてゆきます。短歌にその時々の気持ちが表れています。 まさか孫が自身の歌集を出版するなんて思ってもいなかったでしょう。縦糸はしっかりとつながっています。 八木喜平…