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ウィリアム・モリス

読書

ウィリアム・モリス

うぃりあむもりす

1834年-1896年イギリス芸術家文学者・社会思想家オックスフォード大学を卒業後、絵画建築を学びラファエル前派の詩人ロセッティ、画家バーン・ジョーンズらと、資本主義の発達による機械文明と労働の分割に反発して、中世の職人ギルドをモデルとした共同体による日常生活の美的環境を変革する工芸運動を起こす。1859年にフィリップ・ウエッブの協力で建てた「レッド・ハウス」と呼ばれる中世ゴシック風の家や、自ら興した「モリス、マーシャル、フォークナー商会──美術職人集団」(1875年以降は「モリス商会」)を拠点に、家具、ステンドグラス、金属細工、刺繍などの製作・販売を行う。1888年にはこれが発展してC・R・アシュビーによって「アーツ・アンド・クラフツ展覧協会」が設立された。モリスはその後、この協会を通じて多くの工房を作り、装飾芸術を通じた社会変革の可能性を求めたが、自らの求める改革の成果が大衆にまで及ばないことに失望して、社会主義に近づき、数々のパンフレットを発表しながら社会運動家としての活動に打ち込んでいった。

主著「ユートピア便り」