小型のカバ。
リベリア、シエラレオネなど、アフリカ西部の熱帯雨林の水辺にすむ動物です。
水辺の森林に単独ないしはつがいで暮らし、草や果実、木の葉を食べます。カバが頭胴長3〜4m、体重ときに4tに達するのに対し、コビトカバは頭胴長170㎝前後、体重も160〜270㎏ほどと小型です。
カバよりも原始的な特徴を多く残していると言われ、水に入ってもカバのように目や耳だけを水面に出すことができないなど、完全に水中生活には適応していないことが伺われます。野生での生態はよく知られていないうえに、生息地の減少や密猟によって数が減っており、保護の必要性が叫ばれています。