廃墟となったメルヘンの町 かつては観光客で溢れかえるメジャー観光地だった清里。 その全盛期は昭和後期から平成初期、いわゆるバブル期に当たる。メルヘンでファンシーな雰囲気のある避暑地として注目を集め、駅前の商店には多くのタレントショップが並び、高原の原宿と持て囃された。 そんな過去も今は昔。 バブル崩壊とともに清里ブームは沈静化していく。盛者必衰のごとく観光客は消えていき、当時の雰囲気を残したまま衰退していった。私自身、おそらく98年前後の夏休みに家族旅行で訪れているが、その頃は観光客でごった返していた。そのため、本格的な衰退は00年以降だと思われる。2010年代になると「駅前がメルヘンな廃墟だ…