封切り二日目。 席数197の【SCREEN1】の入りは五割ほど。 子供に親は選べないし、ましてや親の職業は尚更。 貴賤はないハズなのに幼い頃は「ラブホの娘」とからかわれ、長じてからは好きでもないのに手伝いに駆り出される。 しかし、主人公が育ったのはその家業のお陰だし、美大への進学を目指せたのも同様。 両親がその事業を始めたのもそれなりの理由があってのこと。 娘にとっては一種、揺りかごの様な場所であったことに何時気づくのか、または終いまで気づかぬのかかが一つのテーマ。 釧路湿原の真ん前に建つ「ホテルローヤル」は客室数は十と小体な造り。 休憩3,800円、宿泊5,000円と価格設定もリーズナブル。…