私の夫は彼の父に向かってとても失礼なことを言った

私の夫は彼の父に向かってとても失礼なことを言った

{あなたはそう言うけど、今、ポーランドで貧
 しい生活をしている人々を捨てて、この国に
 逃げて来たんじゃないか。ポーランドから財
 産をもち出してこの国にやって来て、不動産
 を買い家主になり店子の家賃で暮らしている}

高尾慶子著『外国の男と結婚した日本の女たちの話』(45)
◇日本嫌いが日本のビジネスウーマンになった広子さん(32)
私と夫の二人でマークの両親の家を訪ねる(その1)

私の夫は彼の父に向かってとても失礼なことを言った

◆◇◆立ち読み・坐り読み◆◇◆

鈴木智彦『ヤクザと原発 福島第一潜入記』文藝春秋刊(76)

▼△第ニ章 放射線 vs 暴力団専門ライター(22)△▼

・週刊誌の仁義なき戦い・(その1)

週刊文春」から原発にはいつ行くんですか?とせっつかれた

福島県 3・11 から1年4ヶ月後も県内外に16万人が避難生活

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

高橋哲哉『犠牲のシステム 福島・沖縄』(集英社新書)☆(41)

▼△第ニ章 犧牲のシステムとしての原発、再論 〈15〉△▼
・想定外ではなかった大事故・(その3)

生活や街自体を破壊されては、経済も何もあったものではない

高尾慶子著『外国の男と結婚した日本の女たちの話』(45)
◇日本嫌いが日本のビジネスウーマンになった広子さん(32)◇
私と夫の二人でマークの両親の家を訪ねる(その1)

私の夫は彼の父に向かってとても失礼なことを言った

《「 ◇The Day begins at Stonehenge Olympic gold medalist former sprinter Michael Johnson holds the Olympic Flame at Stonehenge, at the beginning of Day 55 of the London 2012 Olympic Torch Relay.) 二週間が過ぎると、私の夫だけが帰ってきた。 アーニーはインドに残り、夫の師サーチンド ラ・サハ師の私邸でシタールを習うことにし たとか。 広子さんは、 「何でもいい。ひとつしっかり習ってほしい。 絵をやっていてやめ。ギターをやっていてや め、シタールもいいかげんに習うのではなく、 本格的にやってくれるならそのほうがいい。 私は一人で待っているから」 と言った。私の夫がインドから帰って来ると マークが訪ねて来た。マークは、彼の両親が 私の夫に会いたがっているので、夫婦で訪ね て来てくれと言った。そして、私は、今度は 夫と二人でマークの家へ訪ねて行った。 この前のように、マークの両親は私たちを歓 迎してくれ、この前と同様、たくさんの料理 を用意して迎えてくれた。 マークの母親は、私の夫にインドについてた くさん話をし、いろんなことを尋ねた。食事 が終わってソファーでコーヒーを飲んでいる とき、政治の話になり、マークの父親がポー ランドの社会主義体制を批判してとき、私の 夫は彼に向かってとても失礼なことを言った。 「あなたはそう言うけど、今、ポーランドで 貧しい生活をしている人々を捨てて、この国 に逃げて来たんじゃないか。ポーランドから 財産をもち出してこの国にやって来て、不動 産を買い、家主になり店子の家賃で暮らして いる。 この国で、今、事業に成功して、セント・ジ ョンズウッドや、ハムステッド、ケンジント ンの豪邸で暮らしているユダヤ人たちも、故 国から財産をもち出して、この国に逃げ出し て来ていい生活をしている。 運の悪い貧乏なユダヤ人たちは、逃げ出しそ びれて殺されてしまった。ポーランド人も、 貧乏人はポーランドに残った。 あなたは、今のポーランド社会主義体制を 批判するけど、この国に逃げて来ても、あな たのように財産のあった人はいいけれど、こ の国に来ても貧しい生活に甘んじているポー ランド人もいる。そういう人々は、この国で 労働党を支持している」 」》 ◎《政治の話になり、マークの父親がポーラ ンドの社会主義体制を批判してとき、私の夫 は彼に向かってとても失礼なことを言った》 すごいですね、およばれされて、普通は、ホ ストに向かって、こまでは、言えませんよね。 じつは、ポーランド国内には、広くユダヤ人 が住んでいます。 ユダヤ人の本格的なポーランド移住は第1回 十字軍の行われた11世紀初頭に始まり、ヨ ーロッパ各国や中東で非キリスト教徒である ために激しく迫害されたユダヤ人が逃げ延び て、宗教に寛容な伝統をもつポーランドへと たどり着いたのでした。 さらに13世紀には、「カリシュの法令」布 告されて以来ポーランドではユダヤ人の権利 と安全が保障され、多くのユダヤ人が移住し てきたのでした その結果、中世から20世紀半ばの事件(ホ ロコースト)までは、ポーランドは世界最大 のユダヤ系人口をかかえる国でした。 多くのポーランド人はその先祖にユダヤ系の 人がおり、中世や現代にかけてポーランド人 と、世俗化したりキリスト教に改宗したりし たユダヤ人が、頻繁に結婚して文化的にも混 じり合いました。 20世紀に入っても、ユダヤ教の古来の教え を実践しながら生活していた伝統的なユダヤ 人たちの多くは、ホロコーストでドイツ人に 虐殺されたか、ホロコーストやその後のポー ランドの共産主義化を避けてアメリカなどに 移住したのです。 本文のマークのお父さんも、そのなかの一人 でしょう。 ユダヤポーランド人として、ヤヌシュ・コ ルチャック(1878年7月22日〜1942年8月)が 有名です。小児科医、孤児院院長で、児童文 学作家。 コルチャックは、子どもたちが投稿した文章 を基に編集した、主に子どもの読者を対象に した最初の雑誌「子どもの意見」を創刊し、 子供の成長と心理、そして教育診断に関する 研究を行ったパイオニアの一人でした。 ポーランド国籍を持つユダヤ人であった彼は、 生涯にわたって、自分は両方の民族に属して いると公言していました。 ◇ワルシャワユダヤ人墓地にある コルチャックと子どもたちの記念碑 ☆子どものためのコルチャック先生 [大型本] 子どものためのコルチャック先生 (つづく) (Y342-150) **『外国の男と結婚した日本の女たちの話』 単行本:222ページ 出版社:展望社 (2012/02) 《――英国から万感の思いを込めてレポートする―― Inter Marriage と 日本女性のメンタリティ。異国に あってこそわかる……「日本」のこころ。〈東日本大 震災〉をとおしていっそう深まった母国への「愛」。 東日本大震災福島原発事故の現状を知って以来、私 は自分自身ががいかに「日本人」として母国に愛着が あるか改めて思い起こし、「日本」を書こうと決意し た。もう経済大国でも何でもない母国日本が、今は愛 しいと感じるようになった》 〔表紙帯から〕 〔目次〕 ・マルキストエジプト人と結婚した明子さんの場合 ・ロンドン生まれの英国人と結婚した三千代さんの場合 ・日本嫌いが日本のビジネスウーマンになった広子さん   の場合 ・ジャマイカ人の男と結婚した友子さんの場合 〔著者〕 ☆高尾 慶子(たかお けいこ)☆ 1942年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校に 進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害 児施設の職員を経て、1972年に英国へ。イギリス人音楽家 と結婚。1976年二人で帰国し京都で暮らす。1982年離婚。 1988年に再び英国へ。ロンドンの日本レストランのウェイ トレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハウスキーパ ーなどを経て、1998年『イギリス人はおかしい』を発表し、 注目を浴びる。現在は、英国政府から年金の給付を受けつ つ執筆活動に専念している 著書は『イギリス人はおかしい』『イギリス人はかなしい』 『イギリス人はしたたか』『まだまだ言うぞイギリス・ニ ッポン』『書かずに我慢できないイギリス・ニッポン』『イ ギリス・ニッポンの政治の品格』ほか。 外国の男と結婚した日本の女たちの話 参照: ・2009-11-30『まだまだ言うぞ イギリス・ニッポン』を読む2011-06-24『イギリス・ニッポン政治の品格 』(1)

高尾慶子著『外国の男と結婚した日本の女たちの話』(45)

◆◇◆立ち読み・坐り読み◆◇◆

鈴木智彦『ヤクザと原発 福島第一潜入記』文藝春秋刊(76)

《「原発はタブーの宝庫。だからオレらが儲かる!」   某地方の暴力団組長   −暴力団専門ライターが実際に動いたからこそ    書ける原発という巨大なシノギ−  「原発は儲かる。どでかいシノギだな。電力会社と交渉して、   ゼネコンと話付けて、地元の土建屋に仕事を振る。代紋な   しではとても捌ききれん。原発はタブーの宝庫。裏社会の   俺たちには、打ち出の小槌となるんだよ」。ヤクザが語る   衝撃の事実。日本最大のタブーがいま明かされる!   ―誰も書けなかった 命懸けの衝撃ノンフィクション―》   【表紙帯から】 

▼△第ニ章 放射線 vs 暴力団専門ライター(22)△▼

・週刊誌の仁義なき戦い・(その1)

週刊文春」から原発にはいつ行くんですか?とせっつかれた

《「――「週刊文春」編集部から、毎週のように「原発にはいつ行 くんですか?」とせっつかれた。その度に会社の電話しても、「取 材のため」とは言えない。マスコミの人間であることを、ある程度 会社は認識しているだろう。が、あえて取材という2文字は口にし てはいない。 「作業員が足りないなら、俺も働きたいです」 あくまでそれが会社用の大義名分である。就職を認めてくれた会社 から「やっぱりマスコミは駄目」と言われたらすべておじゃんだ。 たださえ、業者たちもいらついていた。刺激するわけにはいかなか った。 当初、5月中には1F(東京電力福島第一原発)で働けるはずだっ たのに、予定は毎回延び延びになった。 「鈴木さん、悪いぃ。2週間延びた。作業が押してて、キリのいい ところで入れっからぁ。待ってて。お願いします」 延期になるときはたいてい、半月単位でずれる。死亡事故が起きた 時は3週間以上ずれた。その都度、現場に入れるのだろうか? と 半信半疑になってくる。 作業員としての記事はもう文春で書くことが決まっていたが、「週 間ポスト」編集部から「それ以外のネタで書いて欲しい」と依頼さ れ、すでに記事を書いていたからだ。 渡した原稿に自分が作業員である記述は1ヵ所もない。あくまで外 部取材、周辺取材のみである。が、編集部はタイトルででかでかと 「僕は原発作業員」と銘打っていた。 最初の記事をみたときは卒倒しそうになった。「週間文春」からも 「仁義的にどうかと思う」と苦情が寄せられた。 かといって文春が記事を書かせてくれる気配はなかった。文春にと って、1F入りが執筆条件であることは絶対だった。 「あんな記事を書いて、もし東電にばれたら現場に入れなくなるじ ゃないですか?」 ここに来て私は引っ込みが付かなくなっていた。なにがなんでも、 たとえ一日でも1Fの敷地に足を踏み入れなければ、打ち上げ花火 が派手な分、途方もない間抜けになてってしまう。 ――」》 ヤクザと原発 福島第一潜入記文藝春秋 (2011/12/15) ・〈目次〉・ 序 章 ヤクザの告白「原発はどでかいシノギ」 →第1章 私はなぜ原発作業員となったのか 第2章 放射能vs.暴力団専門ライター 第3章 フクシマ50が明かす「3・11」の死闘 第4章 ついに潜入!1Fという修羅場 第5章 原発稼業の懲りない面々 終 章 「ヤクザと原発」の落とし前 ◎中部電力課長職社員殿、それで「核のゴミ」をどうするのですか? 今後のエネルギー政策について、政府が国民から直接意見を聞く第 3回意見聴取会が、16日、名古屋市内で開かれ、またもや、発言 者9人のうちの1人が中部電力の課長職社員で、原発推進を主張し ました。 15日の仙台市での聴取会でも東北電力幹部が原発推進の立場で発 言して、2日連続の電力社員の発言には、呆れ果てました。 発言したのは中部電の原子力部に所属する課長で、「福島の原発事 故による放射能の影響で亡くなった人は一人もいない」「(政府は) 原子力のリスクを過大評価している。このままでは日本は衰退の一 途をたどる」と持論を展開しました。

福島県 3・11 から1年4ヶ月後も県内外に16万人が避難生活

◆◇◆立ち読みのはしご◆◇◆

高橋哲哉『犠牲のシステム 福島・沖縄』(集英社新書)☆(41)

《経済成長も安全保障も「犠牲」の上に成り立っている。  『靖国問題』以来、6年ぶりの書き下ろし新書!  本書のテーマは、犠牲のシステムとしての福島と沖縄  である。それは、一九四五年の敗戦以後、今日までの  日本を「戦後日本」と呼ぶなら、これら二つの地名が、  戦後日本の国家体制に組み込まれた二つの犠牲のシス  テムを表しているからだ。》【表紙帯から】
▼△第ニ章 犧牲のシステムとしての原発、再論 〈15〉△▼
・想定外ではなかった大事故・(その3)

生活や街自体を破壊されては、経済も何もあったものではない

《「――原発には、このように、人口稠密な「中央」と人口過疎な 「周辺」との構造的差別のうえにつくられてきた。 そして、その構造的差別を覆い隠す役割を果たしてきたのが、いわ ゆる「安全神話」だった。 地方自冶体が電源三法交付金や固定資産税収入や雇用増加など経済 的利益を当てて原発を誘致してきたのも、「絶対安全」という前提 があったからである。 電力会社や政府の宣伝する「安全」を信じて、経済的利益を期待し た。もちろん信じたといっても、どの程度信じたかは人さまざまで あろう。 完全に信じ切っていた人もいるかもしれないし、不安を覚えながら も、電力会社が政府の言うのだからと受け入れた人もいるかもしれ ない。 いずれにせよ、自冶体としては「安全」を前提に原発を誘致したと いうことは否定できないだろう。生活や街そのものを破壊されてし まっては、経済も何もあったものではないのだから。 ところが、今回の福島原発事故はまさにその前提であった「安全」 が神話にすぎなかたったことを暴露した。 原発がひとたび「過酷事故」(シヴィア・アクシデント)を起こせ ば、立地自冶体および周辺の住民はひとたまりもなく犧牲にされる。 そして被害は一つの県全体に及び、さらに県境を越えて拡散し大都 市にまで及ぐということ。このことを今回、東京首都圏の人間は痛 感させれている。 それどころか、被害は国境を越えて拡大し、広大な地域に及んでい くことを私たちチェルノブイリで知ったし、おそらく今回も確認さ せられることになるだろう。――」》 ◎何もかも、予定より遅れている福島の惨状を見よ! →除染「進まない」63%、仮置き場の確保難 背景に 東日本大震災東京電力福島第一原発事故を受け、福島民報社が福 島テレビと共同で実施した県民世論調査で、居住地域の除染の進捗 状況を聞いた結果、「進んでいない」とする回答が63.2%を占 めた。特に市部で目立った。「進んでいる」は7.5%にとどまり、 多くの県民が除染の遅れを感じていることが浮かび上がった。除染 に伴う汚染廃棄物の中間貯蔵施設の整備をめぐる議論が停滞し県内 全域で仮置き場の設置が進んでいないことが背景にあるとみられる。 (福島民報社 2012/07/17)
福島民報社のニュースサイト
犠牲のシステム 福島・沖縄 (集英社新書)集英社 (2012/1/17) ・〈目次〉・ 第一部 福島 ・第一章 原発という犠牲のシステム ・第ニ章 犠牲のシステムとしての原発、再論 ・第三章 原発事故と震災の思想論 第ニ部 沖縄 ・第四章 「植民地」としての沖縄 ・第五章 沖縄に照射される福島 ★★★本書のテーマは、犧牲のシステムとしての福島と沖縄である。 なぜ、福島と沖縄のか。それれは、一九四五年の敗戦以後、今日ま での日本を「敗戦日本」と呼ぶなら、これら二つの地名が、戦後日 本の国家体制に組み込まれた二つの犧牲のシステムを表しているか らだ。 沖縄が戦後日本の犧牲でったこと。それは、沖縄戦という史上稀に 見る過酷な戦闘の戦場にされた沖縄に米軍が居座り、サンフランシ スコ講和条約第三条によって、沖縄がその米軍の施政下に置かれ、 一九七二年に日本に復帰して以後も、今なお全国の米軍専用施設の 約七四パーセントが沖縄に集中しているという、このことをさして いる。 ★機密を開示せよ――裁かれる沖縄密約 (ソフトカバー) 機密を開示せよ――裁かれる沖縄密約

≪都会歳時記≫

[都市・現代の視座1000句]句集 古家 元「文學の森」刊]
〔夏〕 天文  病室の窓それぞれの夏の雲
http://shop.bungak.com/products/detail.php?product_id=143

≫平成万葉集

読売新聞社 (編集)、「万葉のこころを未来へ」推進委員会 (編集)
日だまりに小さき鼻を上にして家猫眠る冬の一日
赤羽康夫(64歳)神奈川県

◆◇◆悪魔の辞典より◆◇◆

アンブローズ ビアス (著)、Ambrose Bierce (原著)、 西川 正身 (翻訳)
弱さ(weaknesses n. pl.)
「女性なる暴君が持つある種の根源的な力。女性は その力をふるって、同じ種族の男性を支配し、男性 をがんじがらめにしておのれの意志に奉仕させ、そ の反逆の精力を完全に無力なものにしてしまう。 新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)

☆★☆言えそうで言えない英会話表現☆★☆

これは意味のない議論だ。
This is a pointless argument.
<NHKラジオ 「英語5分間トレーニング」岩村圭南 - 講師> Wikipedia:岩村圭南 ※この番組の放送は4月1日で終了しています。

◎◆◎アートのたのしみ《英国篇》◎◆

J.W. Waterhouse“南のマリアナ
(1897年・個人蔵) (Mariana in the South) ◆ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス (Jhon William Waterhouse〈1849-1917〉) ・イギリス ラファエル前派・ ウォーターハウスは、父が画家でたびたびローマに滞在して いた関係で、ローマで出生。この年、イタリアではガリバル ディのシャツ隊がローマを占拠する統一戦争が起こり、イギ リスでは、アカデミズムに反旗を翻したラファエル前派の作 品がロイヤル・アカデミーなどの美術展に初めて出品された ました。 ウォーターハウスは、父親のアトリエで絵を勉強し、1870年 にアカデミー美術学校に入学。アルマ・タデマの影響もあっ て、古代史に題材を取った絵が多い。ロイヤル・アカデミー でも成績がよく、「魔法の円」が国に買い上げられたり、多 くの賞を取っています。後期の作品にラファエル前派的な作 品が多い。バーン・ジョーンズのように詩情にあふれていま すが、ウォーターハウスの方がより造形性、素描力が優れい ます。古典と新風がよく調和した画風を世におくりました。