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2016-02-13

話数単位で選ぶ、2015年アニラジ10選

| 01:48 | 話数単位で選ぶ、2015年アニラジ10選を含むブックマーク 話数単位で選ぶ、2015年アニラジ10選のブックマークコメント

すげー今更ですが、あけましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


で、また、去年のアニラジを振り返って、10話選んでみようと思います。

2014年記事話数単位で選ぶ、2014年アニラジ10選 - WebLab.ota

ルール

2015年1月1日12月31日までに放送されたアニラジ再放送を除く)から選定。

・1作品につき上限1話。

順位は付けない。

RADIOアニメロミックス ラブライブ!〜のぞえりRadio Garden〜 第91回

【ナンジョルノ、くっすんも涙の最終回】~のぞえりradio garden~第91回【Snow halation】 - YouTube

2015年劇場版大成功し、紅白に出て、テレビにも出まくっているラブライブ!μ'sだが

ラジオ界からは徐々に撤退を始めているように思えてならない。

のぞえりが終わり、ニコ生新世代になってしまった。

残るはにこりんぱなだけか・・・

まぁラブライブ!(μ’s)声優一人ひとりは、飯ラジ(りっぴー)があり、胃痛ラジオ(シカコ)があり、南條もラジオやってるし、えみつんのラジオもある。

毎週どころか、毎日ラブライブ!関連のラジオを聞いている聞いている感じがするが、

のぞえりとニコ生が終わってしまったのはつらい・・・。


なんとなーく、ラブライブ!という巨大なロケットから一人ひとりが分離して

一人喋りラジオをやりだして、みんなソロデビューしだした。

そんなラブライブ!というコンテンツの大きな流れを象徴するような終了(のぞえりとニコ生)だと思う。

下ネタという概念存在しない退屈なラジオ 第1回

下ネタという概念が存在しない退屈なラジオ 第1回 by うどん勇者 ラジオ/動画 - ニコニコ動画

小林裕介石上静香ラジオ

これは2015年の収穫だったと思っている。石上静香はこれで初めて知ったけれど、二代目鹿野優以になれるぐらいの下ネタ耐性。

こいつだったら、鹿野優以のようにタンポンを入れる実況したり、コンドームを買いに行かせたりとかできそう・・・・と思った。

この娘には是非小野坂昌也なり、誰でもいいけど、男性声優と組ませて、下品ラジオやらせよう。

ラジオ関西さんどうですか?この娘さんイケる娘だと思うんですけど……

西明日香とかヌルい娘が下品を背負ってるような現ラジオ界に一石を投じましょうよ。


石上静香東山奈央英雄譚RADIO」は面白く無かったから、この娘は育てなきゃだめだけど、育てがいはありそう。

(有)チェリーベル 645回

[櫻鈴松/補完](有)チ/ェ/リ/ベ 645回[15/11/06ONAIR]最終回 by アステル - ニコニコ動画

チェリベ最終回

松来未祐の追悼特集をやった番組は数多く存在する。その中でも、チェリベ最終回は泣ける。

鈴村さんが泣くのを堪えるためか、ずっとしゃべり続けて、最後には泣いてるのとか

櫻井さんが泣くのを耐えるためか、いつものキレが全然無くて、全然喋れてないところとかもすげー来る。

特別番組『松来未祐?メモリーズ?』 [2015.11.19] by Cock Robin ラジオ/動画 - ニコニコ動画

ほかにも、これ↑なんかもいい番組だったし、儀武ゆう子阿澄佳奈なんかも自分番組松来未祐にお別れを言ってた。

こんなに追悼番組、追悼コーナーされた人って長い間ラジオ聞いてるけど、そんなに居ないと思う。

そーいった意味でも偉大な人を亡くしたんだな〜って思う。


私は個人的に、松来さんは新谷良子とか阿澄佳奈とか、後のラジオ界を支えることになる重要人物たちに

ラジオの何たるか、芸人魂みたいなものを説いた(それぞれ芸風は違うけど)、すごい人だと思ってて、

そーいった意味でもラジオ界にとって惜しい人を亡くした……と思ってる。

内山昂輝の1クール! 第1回

内山昂輝の1クール! #01 by Kaa-Ka ラジオ/動画 - ニコニコ動画

内山昂輝くんの一人しゃべりラジオ

これは笑ったね。始まったとき。まさか!内山昂輝くんが一人しゃべり!?ありえねー、っと。

1クールと言いながら、2期、3期と続いて、未だにやってる。

まさか、改編期を乗り越えて、まだやってるとは。

始まった当初は誰も内山昂輝が一人喋りをできるとは思ってなかったと思いますけどね。

1年続いてて、まだ違和感あるからな〜私。「内山昂輝の一人喋りラジオ」という日本語にすげー違和感

企画した人たちはすごいと思います。

大久保瑠美原紗友里 青春学園Girls High↑↑

原紗友里 ショタコン疑惑まとめ その1 【ショタ屋】 by TK? ラジオ/動画 - ニコニコ動画

原紗友里 ショタコン疑惑まとめ その2 【ショタ屋】 by TK? ラジオ/動画 - ニコニコ動画

原紗友里 ショタコン疑惑まとめ その3 【ショタ屋】 by TK? ラジオ/動画 - ニコニコ動画

原紗友里 ショタコン疑惑まとめ その4 【ショタ屋】 by TK? ラジオ/動画 - ニコニコ動画

原紗友里 ショタコン疑惑まとめ その5 【ショタ屋】 by TK? ラジオ/動画 - ニコニコ動画

原紗友里 ショタコン疑惑まとめ その6 【ショタ屋】 by TK? ラジオ/動画 - ニコニコ動画

※ 話数単位で選ぶの面倒くさい

原紗友里嬢がこんなに面白いやつだとは、このまとめを聞くまで知りませんでした。すみません。

恥ずかしながら、この番組2014年放送されてた分のまとめ1(2015年03月16日投稿)を聞くまで知りませんでした。

2014年の初めごろからやってたんですね。

結構面白い番組は抑えてるつもりで居たんですけどね〜ラジオ界は広いな〜

でもちゃんとこーやって面白い番組はまとめが作られて、ちゃんと目の届く範囲に上がってきてくれるのがラジオ界のいいところ。

ガッチャマンクラウズRadio〜インサイト〜 第7回

浪川大輔・宮野真守の「ガッチャマンクラウズRadio インサイト」第7回 by のっち ラジオ/動画 - ニコニコ動画

「ビックリするくらい眠くて朝やろうという決意が冷凍庫の奥底に眠っていたアイスを食べた瞬間並み」

というツイートに対する解説は爆笑した。さすが浪川さんです。

ガッチャマンクラウズRadioは一期のラジオも相当おもしろかったと記憶しているが、二期のラジオもすげー面白かった。

浪川さんもすげーし、宮野もすげー。

レコメン!

宮田、天津向、寺島、佐久間がラブライブ! の話をするだけ by OPT ラジオ/動画 - ニコニコ動画

オテンキのり、宮田俊哉天津向、佐久間大介、寺島拓篤夢の共演。

去年はRadio 2D LOVEラブライブ!関連ラジオとしてまとめて1本チョイスしたけど、今年はラブライバー枠は別にしよう。

こーやって一つのコンテンツを、なんの権利関係もない、金銭のやり取りの無い形で取り上げて盛り上がってる・・・という現象も稀だと思う。

【その11】ラブライブ!の話しかしない羽多野寺島【劇場版ネタばれ】 by zr ラジオ/動画 - ニコニコ動画

こーゆーラジオはもっと増えると良いと思う。

EMERGENCY the RADIO 第53回

EMERGENCY the RADIO 第53回放送(2015.10.11) ラジオ/動画 - ニコニコ動画

小野坂昌也フリークとして小野坂ラジオを一本。

EMERGENCYラジオは未だに小林ゆうという猛獣と、後藤友香里という想像以上にポンコツな二人を持て余してる感がありますが、頑張ってください小野坂さん。

この回も相当な老人虐待回ですが、頑張っている51歳児が見れます。

金髪の悪魔声優だった頃が懐かしい。

しかし、まだまだ頑張って頂かないと。

どうですか、石上静香といういい娘が居るんですけど・・・若干27歳と遅咲きなので、小野坂さんの好みとはズレてる気がしますが、育てがいのある娘さんだと思いますけど!

シンデレラガールズ OPテーマ「Shine!!」発売前夜 Shining☆ニコ生

シンデレラガールズ OPテーマ「Shine!!」発売前夜 Shining☆ニコ生 2/3 by BLACK CAT アイドルマスター/動画 - ニコニコ動画

アニラジか?と言われると違うかも知れないが、武内駿輔くんの勇姿にはみんな感動したのでいいじゃないか。

ここで決めるところが持ってる男だな〜って思うよね。

武内駿輔くんは有望株な若手男子声優だと思うし、もっと活躍の場を挙げたいね。

イケメンだし、もっと乙女ゲーとかに出て、女性人気も獲得してほしい。

男も惚れる男子声優なんて久しく居なかったんだから。

ラジオのベシャリの技術はまだまだだけど、まだ18歳だしね。今後の活躍を見守りたい。

TrySailTRYangle harmony

TrySailのTRYangle harmony 第109回:セカンドショットちゃんねる - ニコニコチャンネル:エンタメ

TrySail2014年からラジオやってるわけだけど、最近どんどんおもしろくなってる気がする。

麻倉ももラジオどっとあい番組やったり、Charlotteでメイン張ったり、

夏川椎菜も、アルドノア・ゼロとかClassroom☆Crisisとかでメインやって、自信がついてきたからか、面白くなってきてる。

雨宮天の腹黒さとかが際立って来てるのいいよね。

もちょの名言めもちょで高笑いする天ちゃんかわいい。

しかし、この娘たちも若いよね〜雨宮天22歳、麻倉もも21歳、夏川椎菜19歳か〜これからが楽しみな三人。

見守って行きたいですね。

2015-10-18

「アイドル(アイマス)」ではない「スクールアイドル」を発見する物語〜ラブライブ!The School Idol Movie〜

| 22:55 | 「アイドル(アイマス)」ではない「スクールアイドル」を発見する物語〜ラブライブ!The School Idol Movie〜を含むブックマーク 「アイドル(アイマス)」ではない「スクールアイドル」を発見する物語〜ラブライブ!The School Idol Movie〜のブックマークコメント

いい加減、前回(ラブライブ!The School Idol Movieの狂気〜嘘が現実を乗り越える物語〜 - WebLab.ota)で取りこぼした内容について書いたりしよう。

何故彼女たちはスクールアイドルに拘ったのか?

アイドルはなぜ魅力的なのか? あるいは、劇場版『ラブライブ!』はなぜ失敗作なのか。: \(^ω^\Ξ/^ω^)/

あのお祭りでは、「スクールアイドル」がキーワードになっていた。しかし今までの『ラブライブ!』で、「スクールアイドルはいかにあるべきか」とか「スクールアイドル未来」とかいったことが主題になったことは一度もない。穂乃果たちは、今まで他の(A-RISE以外の)スクールアイドルのことなんかちっとも考えてこなかったのである。最後の最後になっていきなり《スクールアイドルという問題》を提示されても、あまりにも唐突だと言わざるをえない。

まずここからスタートである。

確かに唐突なように感じる。確かに今まで彼女たちはほとんど「スクールアイドル」なんか意識していなかった。

f:id:n_euler666:20151018195823p:image

学校が大好きで」「音楽が大好きで」「アイドルが大好きで」「踊るのが大好きで」「メンバーが大好きで」「この毎日が大好きで」「がんばるのが大好きで」「歌うことが大好きで」「μ'sが大好きだったから」

(ラブライブ!2期9話)

ほら、こんな感じでスクールアイドルなんか意識してない。

スクールアイドル定義

にも関わらず、何故か彼女たちは「スクールアイドル」に拘った。

つか、そもそもスクールアイドルとは何か?

ラブライブ! - Wikipedia

テレビアニメ版においては、学校生活を送りながら、アマチュア活動するアイドルのことを指す。

wikiにはこうあるが、劇場版で穂乃果は以下のように述べている。

「限られた時間の中で精一杯輝こうとするスクールアイドルが好き」

そしてこの言葉を完遂するためにμ'sは解散するに至る。

穂乃果たちの中では、「限られた時間の中で精一杯輝き、そして散るもの」がスクールアイドル定義になっている。

そして、このスクールアイドル像は、学生(高校生)で無くなったあともアイドルを続けるという選択をしたA-RISEの対極にある。

f:id:n_euler666:20150616201057j:image:w320

この辺のやり取りは、「お前ら(A-RISE)、マジソウルスクールアイドルじぇねーYO!」ってディスってる。

A-RISE(アイドル)とμ's(スクールアイドル)

思い返せば、A-RISEとμ'sは事あるごとに対立している。

1期はただのライバルとしてだったが、2期は

ラブライブ!と10人目のμ'sというテーマ - WebLab.ota

A-RISEステークホルダーとしての観客を忘れてるわよ(キリッ)」

(中略)

ラブライブ!二期は何を語り出すのか - WebLab.ota

「この9人でラブライブ!に出られるのは今回しかないのよ」(絵里)

「9人で頑張った足跡を残したい」(花陽)

「だって可能性感じたんだ そうだ進め 後悔したくない 目の前に 僕らの道がある」(μ's)

こんな感じで穂乃果たちは、μ'sのことしか考えてない。

(中略)

で、こんなμ'sに対して、二期3話でA-RISE「私達はただ純粋に今この時一番お客さんを喜ばせる存在でありたい、ただそれだけ。」宣戦布告

f:id:n_euler666:20140427193944j:image

もしドラでも、確か、「そうか、観客もステークホルダーだ!」って気づくシーンがあったと記憶しているが、このシーンはまさにそれ。

ってな感じで、A-RISEはμ'sと全然違うところを見ていた。

で、μ'sはファンのために続けようか?3年生卒業したらどうしようか?って迷うけど、結局

にこ「あたしがどんな思いでスクールアイドルをやって来たかわかるでしょ?3年生になって諦めかけてた。それがこんな奇跡に巡り会えたのよ?こんな素晴らしいアイドルに、仲間に巡り会えたのよ?終わっちゃったら二度と」

真姫「だから、アイドルは続けるわよ。絶対約束する。何が合っても続けるわよ。でもμ'sは私達だけのものにしたい。にこちゃん達が居ないμ'sなんて嫌なの。私が嫌なの!」

(中略)

絵里「そうね、今日あの場所で海を見たのは私達9人だけ。この駅で今こうしているのも私達9人だけ」

f:id:n_euler666:20151018205415p:image

(ラブライブ!2期11話)

ってな感じでファンとかそっちのけで、9人のことしか見てない。

2期は全体通して劇場版布石的な台詞多くて今見ると超カッコイイ。”アイドル”って言葉を拾うだけで濡れる。花田十輝まじキレキレ。

スクールアイドル(アイドルでないもの)

A-RISEアイドル(μ'sにとってスクールアイドルでないもの)を象徴として描かれているように、

μ'sがアイドルでないもの(μ'sの中のスクールアイドル)として描かれているシーンは1期にも出てくる。

f:id:n_euler666:20151018210330p:image

絵里:「ラブライブ!には出場しません。」

穂乃果:「え?」

絵里:「理事長にも言われたの、無理したんじゃないかって、こういう結果を招くために、アイドル活動をしていたのかって。それでみんなで相談してエントリーを辞めたの。もうランキングにμ'sの名前は、無いわ」

(ラブライブ!1期12話)

例えばこれ。「過労でリーダー倒れる。→ライブ中止→ラブライブ!出場取りやめ」の流れ。

ラブライブ!1期見てた時はそんなに違和感無かったけど、アイドルマスター シンデレラガールズ13話を見て考えを改めた。

f:id:n_euler666:20151018212513p:image

これはほとんど先と同じだけど違う、「過労でリーダー倒れる→ライブは代役で続行→ライブ大成功」の流れ。

さすがのプロですね。ラブライブ!なんて小娘に較べて、このプロ根性。一人ぐらい欠けたって突き進む。さすがです。これ見た後でこんなツイートをした。

ろくさんさんのツイート: "デレマスを見ていて気づいた。普通この流れだよね。ラブライブ!がおかしかったんだ。一人リタイア→残りのメンツでステージへ行くデレマス。一人リタイア→ステージ行くのやめるラブライブ!。「9人でミューズ」という個と、「個々ののシン

デレマスを見ていて気づいた。普通この流れだよね。ラブライブ!がおかしかったんだ。一人リタイア→残りのメンツでステージへ行くデレマス。一人リタイアステージ行くのやめるラブライブ!。「9人でミューズ」という個と、「個々ののシンデレラの集団」という根本出自の違いによって結論が違う。

けいおん!12話でもこれと同じようなことやってた。

f:id:n_euler666:20090622022501j:image

一人舞台から降りざる得なくなり、一人欠けた状態舞台にあがり、曲の最後に舞台上に集結する。

BECKでもそんなのがあった。

f:id:n_euler666:20151018214643j:image:w400

つか、本当に普通の物語なら、シンデレラガールズなり、けいおん!なり、BECKなりの流れになるはずなのだ。

にも関わらず、μ'sはあえてファンを見放す。あえて盛り上がる物語構造を投げ出す。

私はこれが意図的に見える。

アイドル・反物語

アイドルとして魅力的か?物語として美しいか?

そーゆー価値観で見たらたぶんラブライブ!評価するべきところは無いだろう。

ラブライブ12話:私は何故花田十輝を信じられなかったのか? - WebLab.ota

問:花田十輝的展開を、ラブライブ12話を見る直前、まったく予想できなかったのは何故なのか?

答:まさか花田十輝が、花田十輝らしさを完全に取り戻すとは思っていませんでした。


これも大きな敗因の一つだ。

けいおん!シュタインズ・ゲート海月姫レベルE日常……そういった花田十輝らしさが感じられない作品ばかり作っていたので

彼のロック魂が死んでしまったんだという思い込みがあった。

そう、つまり、彼の才能を信じていなかったのである。信じきれていなかったのである。

私は花田十輝が好きだし、尊敬している。しかし、その愛はこの程度だったのである。

それがわかってしまった。なんて罪深きラブライブ12話。12話さえ居なければ、私は花田十輝を信じていると思い込んで要られたのに……

と以前書いたことがあるが、結局そういうことだよ。

既存アイドル既存物語

そんなものどうだっていいんだよ。

新しい価値観、新しい物語、新しいモノが生まれる瞬間。それを感じ、それを楽しむんだよ。ロックロックロック

ラブライブ!ってコンテンツは!!ロックなんだよ!!


確かに、見覚えがある設定、既視感のある物語(アイマス的な、そしてAKB的な)が目につくが、それでも新しい一歩を歩む物語なんだよ。このコンテンツは。

次のステージへ!

μ'sの物語は、スクールアイドルを、「限られた時間の中で精一杯輝き、そして散るもの」として捉えるまでの道のりの物語であった。

唐突に思えるスクールアイドル論も彼女たちの生き様が語ってくれている。

この結論に至るまでの彼女たちの成長を描き、葛藤を語り、辿り着く物語であった。


では、次のラブライブ! サンシャイン!!は何を語るのだろうか。

アンチアイドルとして極北に至ったμ's(ファン度外視でドメスティック物語)に対して、”アイドル(ファンを重視する物語)”に回帰する物語になるのだろうか?

(μ'sに憧れた女の子たちが、μ'sと対極に至る物語)

それとも、全く別のスクールアイドル定義を見つける物語になるのだろうか?

※ μ'sは「限られた時間の中で精一杯輝き、そして散るもの」としてスクールアイドル定義したが、A-RISEはそうでないし、他のスクールアイドルたちもμ'sに同意する……という話ではなかったので、「アイドルではない、スクールアイドル」という定義の形は無数にあると考えられる。もちろん、アイドルスクールアイドルという定義も見捨てていないところが味噌


いやーこれからが実に楽しみだ。

補足:アイドルマスター(個の集団)とμ's(9人で個)の違い

f:id:n_euler666:20151018224908p:image

f:id:n_euler666:20151018224907p:image:w650

13話の見せ場の曲。

何を見せたいか?が全然違うのがわかると思う。

1人1人がソロでも通用する踊りを踊るのがアイマス。(これは出自ゲームなのに由来するのか)

9人でなければ成立しない踊りを踊るのがμ's。

honomannhonomann 2015/10/19 00:52 はじめまして。
ブログを拝見させたいただき、サンシャインPVでモヤモヤした気持ちの理由がわかりました。
μ'sが新しいことに挑戦し続けるのに対し、今のところaqoursはμ'sの繰り返しでしかないんですよね。
だから正直に言って、デビュー曲もアニメPVにも心が輝けませんでした。
(CW曲のSTEP!Zero to Oneの方がよほど心を動かされました…)

確かにまだ始まったばかりの新グループであり、先輩たちの後追いしかできない彼女達ですが
これからaqoursにしか出来ない、aqoursだからこそ成立する「新しいこと」に期待していきたいですね。

kidkid 2015/10/19 01:20 amazed by your funny viewpoints.
we enjoy μ's and aqours only for we want to see heart-stirring smiling on these lovely jk's faces
and to hear their sweet voice,but not for studying
whether they're real so-called school idols or even comparing them with imas.
it seems that ur so bored,how about spending your time on some more meaningful things,such as making a gf(ww

kidkid 2015/10/19 01:20 amazed by your funny viewpoints.
we enjoy μ's and aqours only for we want to see heart-stirring smiling on these lovely jk's faces
and to hear their sweet voice,but not for studying
whether they're real so-called school idols or even comparing them with imas.
it seems that ur so bored,how about spending your time on some more meaningful things,such as making a gf(ww

kidkid 2015/10/19 01:20 amazed by your funny viewpoints.
we enjoy μ's and aqours only for we want to see heart-stirring smiling on these lovely jk's faces
and to hear their sweet voice,but not for studying
whether they're real so-called school idols or even comparing them with imas.
it seems that ur so bored,how about spending your time on some more meaningful things,such as making a gf(ww

kidkid 2015/10/19 01:20 amazed by your funny viewpoints.
we enjoy μ's and aqours only for we want to see heart-stirring smiling on these lovely jk's faces
and to hear their sweet voice,but not for studying
whether they're real so-called school idols or even comparing them with imas.
it seems that ur so bored,how about spending your time on some more meaningful things,such as making a gf(ww

kidkid 2015/10/19 01:20 amazed by your funny viewpoints.
we enjoy μ's and aqours only for we want to see heart-stirring smiling on these lovely jk's faces
and to hear their sweet voice,but not for studying
whether they're real so-called school idols or even comparing them with imas.
it seems that ur so bored,how about spending your time on some more meaningful things,such as making a gf(ww

kidkid 2015/10/19 01:20 amazed by your funny viewpoints.
we enjoy μ's and aqours only for we want to see heart-stirring smiling on these lovely jk's faces
and to hear their sweet voice,but not for studying
whether they're real so-called school idols or even comparing them with imas.
it seems that ur so bored,how about spending your time on some more meaningful things,such as making a gf(ww

kidkid 2015/10/19 01:20 amazed by your funny viewpoints.
we enjoy μ's and aqours only for we want to see heart-stirring smiling on these lovely jk's faces
and to hear their sweet voice,but not for studying
whether they're real so-called school idols or even comparing them with imas.
it seems that ur so bored,how about spending your time on some more meaningful things,such as making a gf(ww

justicejustice 2015/10/19 13:57 ブログにもいくつかのコメントにも同意できないな
劇場版もaqoursも売り上げを見れば分かる通り最高傑作と言っても過言ではない位の出来だった
それを出来が悪いとかμ'sの焼き直しと言うのは見る目がないと言いわざるおえないね

justicejustice 2015/10/19 13:57 ブログにもいくつかのコメントにも同意できないな
劇場版もaqoursも売り上げを見れば分かる通り最高傑作と言っても過言ではない位の出来だった
それを出来が悪いとかμ'sの焼き直しと言うのは見る目がないと言いわざるおえないね

asdicasdic 2015/10/19 17:49 なにいってんのコイツw

HimajinHimajin 2015/10/19 19:49 文章を見てる限りアンチとしか思えない。
9人で踊ることによって成立することの何が悪いの?
一人でも欠けたらチームじゃないなんてほかのアニメでもよくあることじゃん

HimajinHimajin 2015/10/19 19:49 文章を見てる限りアンチとしか思えない。
9人で踊ることによって成立することの何が悪いの?
一人でも欠けたらチームじゃないなんてほかのアニメでもよくあることじゃん

HimajinHimajin 2015/10/19 19:49 文章を見てる限りアンチとしか思えない。
9人で踊ることによって成立することの何が悪いの?
一人でも欠けたらチームじゃないなんてほかのアニメでもよくあることじゃん

HimajinHimajin 2015/10/19 19:49 文章を見てる限りアンチとしか思えない。
9人で踊ることによって成立することの何が悪いの?
一人でも欠けたらチームじゃないなんてほかのアニメでもよくあることじゃん

HimajinHimajin 2015/10/19 19:49 文章を見てる限りアンチとしか思えない。
9人で踊ることによって成立することの何が悪いの?
一人でも欠けたらチームじゃないなんてほかのアニメでもよくあることじゃん

HimajinHimajin 2015/10/19 19:49 文章を見てる限りアンチとしか思えない。
9人で踊ることによって成立することの何が悪いの?
一人でも欠けたらチームじゃないなんてほかのアニメでもよくあることじゃん

HimajinHimajin 2015/10/19 19:49 文章を見てる限りアンチとしか思えない。
9人で踊ることによって成立することの何が悪いの?
一人でも欠けたらチームじゃないなんてほかのアニメでもよくあることじゃん

HimajinHimajin 2015/10/19 19:49 文章を見てる限りアンチとしか思えない。
9人で踊ることによって成立することの何が悪いの?
一人でも欠けたらチームじゃないなんてほかのアニメでもよくあることじゃん

HimajinHimajin 2015/10/19 19:49 文章を見てる限りアンチとしか思えない。
9人で踊ることによって成立することの何が悪いの?
一人でも欠けたらチームじゃないなんてほかのアニメでもよくあることじゃん

2015-06-13

ラブライブ!The School Idol Movieの狂気〜嘘が現実を乗り越える物語〜

| 01:27 | ラブライブ!The School Idol Movieの狂気〜嘘が現実を乗り越える物語〜を含むブックマーク ラブライブ!The School Idol Movieの狂気〜嘘が現実を乗り越える物語〜のブックマークコメント

最高に面白かった、ラブライブ!The School Idol Movie。

見てない人は是非見たほうがいい。この作品は本当にすごい。

ラブライブ!1期、2期の狂気を煮詰め、テーマメッセージ思想に溢れ、それでいて面白く、美しく、泣ける物語

ということでネタバレ有りの感想を書くので、見てない人は見てから読むことを薦めます。


京極尚彦狂気

とにかく狂ってる作品だった。

まず前半の海外編。

京極尚彦の独壇場。

ラブライブ!の京極尚彦監督コンテ演出について考える - WebLab.ota

で、一番最初に引っかかるのはやはり、ラブライブ13話(京極尚彦コンテ回)のこのシーン。

f:id:n_euler666:20130427161057j:image

どういう時間の流れで、空港から講堂のライブシーンに繋がるのかよくわからない。

(中略)

「当日いきなりの告知でこんなに人集まらないんじゃ?まして親御さん見に来てるし…ということは、かなり前から穂乃果・ことりに隠してライブの準備してたんじゃないのか?」とか

ことりちゃんの制服はいったいどこから……一度家に帰ったのかしら?」とか

ことりちゃんの髪型変わってるし(リボンがついてる)」とか……

ってんで、時間経過がよくわからん。無理やり考えれば理屈は付けられるんだろうけど、その理屈を説明するカットを本編では描いていない。


というか、この時間経過がよくわからない」「居るはずのところに居ない・居るはずのないところに居る」というのが京極尚彦コンテの特徴のような気がする。

なんかで解説したけど、京極さんはマジでトチ狂ってる。

Music S.T.A.R.T!!のPVでもその狂気は見せていたが、それを劇場で、堂々とやり切るとは思わなかった。


お話としては、「海外番組がμ'sの取材をしたいと言ってきているので、新曲引っさげてライブをやりに行く」というものだが……

という感じ。

本来必要と思われるシーンをごっそりカットして、いつもやってるミュージカル的な歌のシーンをもっと過激にしたやつを入れたり

夢なのか現実なのかよくわからない「高山みなみ」と意味深な会話をしたり……

もうね。すごい。

海外から返ってきたあとに

これって夢かな?

じゃあ、いつから夢だったのかな?

海外に行ったことが?

それとも学校廃校になるってとこから?

みたいなことを言っている。

ラブライブ!はリアルじゃないところに凄さがある - WebLab.ota

徹底した嘘(虚)の先に辿り着く場所

マンガ☆ライフ |『ラブライブ』に存在する「ゆらぎ」について

しかしそもそも『ラブライブ』というコンテンツは「現実にμ'sがいる」という想定でコンテンツを展開してきている。

前述したような演出から考えると、アニメ版は「事実を元にしたドキュメンタリードラマ」という創作作品で、台詞が繋がっている事や芝居がかった演技をしているのは「この作品ドキュメンタリードラマである」ということを意識させるための演出であり、一話のEDで穂乃果達が踊れている事も「アイドルとしてデビューした後の三人が実際に踊っている」と考えると納得がいく。

現実にμ'sがいる」という想定→根底の嘘

そのμ'sのドキュメンタリードラマアニメ→嘘の嘘

アニメ物語上の日常=今の穂乃果達→嘘の嘘の日常

アニメ物語上の夢=一話のED(PV)→嘘の嘘の夢

アニメ物語上の乗り越える壁=1stライブ→嘘の嘘の現実


彼女たちは嘘(虚)の世界に生きている。しかも、1stライブの描き方、日常シーンの描き方から、自覚的に嘘(虚)の世界で生きることを強いられている。

嘘に嘘を重ね、その中でウソっぽい日常で嘘の夢を見ながら、嘘の現実に負けるのである。

とか

ラブライブ!を花田十輝から読む - WebLab.ota

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この、「ああ、これからいったいどうすれば」「どうすれば」「どうすればいいの?」「(歌)だって可能性感じたんだ、そうだ進め。後悔したくない。目の前に僕らの道がある」のシーケンスに突然突入するところは、どっからが本当にあった話で、どっからが脚色・後日撮り直した(と思われる)シーンなのかさっぱりわからない。

まさに虚実皮膜なシーンである。

あたりを自覚している感じの台詞であり、シーンの連続。

本当にどこからが夢で、どこからが本当にあったことなのか、まったく分からない。

花田十輝狂気

ラストシーン

ラブライブ12話:私は何故花田十輝を信じられなかったのか? - WebLab.ota

今後の展開について

もう、準備を怠らない。13話に備えて準備をする。

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まさか、1期12話放送後に予想した展開を見せるとは。

ラストは、本当に花田十輝らしい展開だった。

まぁ終始、花田十輝らしい(京極尚彦もかなり貢献しているが)虚実皮膜な世界だった。

※ 参考:ラブライブ!はリアルじゃないところに凄さがある - WebLab.otaラブライブ!を花田十輝から読む - WebLab.ota

海外に行った意味は? 〜タイムスリップ

花田十輝的、京極尚彦的な虚実皮膜な世界であることの宣言。

「どこからが夢でどこからが本当なのかわからない世界ですよ」という告知の意味

タイムスリップをするための舞台装置であったと私は考えている。

ラブライブ!の嘘とドキュメンタリー 〜花田十輝と京極尚彦の狙い〜 - WebLab.ota

ついでに、アニメラブライブ!物語時間の流れは、大体2010年2011年ごろの現実世界ラブライブ!というコンテンツの流れと一致してる。

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(参考:ライブも近いからラブライブ!について勉強する - WebLab.ota)

なんかで絵を作ったが、1期、2期の物語時間では、2ndシングルのスノハレをリリースした時期まで行った。

しかし、今回の劇場版は「夏色えがおで1,2,Jump!(2011年8月)」「もぎゅっと love で接近中(2012年2月)」をすっ飛ばし

Wonderful Rush(2012年9月)」まですっ飛んで飛行機海外に渡り、

日本に返ってきたら、秋葉原のどこもかしこもμ'sで染まっていて、私の記憶違いでなければ、下図のポスターが貼られている……

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4thライブ(2014年2月)近くの日本に帰ってくる。

もう何万ものμ'sのファンがいる、そんな、我々の今の時間に近いところまで物語時間が進んだ。


ついでに、今回の劇場版は、2016年2月に行われるはずの、未来まで具体的に示した点で面白い。

10人目のμ'sというテーマ

ラブライブ!二期は何を語り出すのか - WebLab.ota

一期では、(1) 「廃校を食い止めるため」の手段として集団(組織)を創り、 (2) 目標を失った後、何を根拠とした集団(組織)であるか?を明確にした(アイドルを続けたい集団(組織)という定義)。

二期では、(3) アイドルを続けたい集団(組織)を、集団(組織)として維持するための目標(9人で残せる最高の結果を目指す事)を決定した。

ラブライブ!と10人目のμ'sというテーマ - WebLab.ota

で、こんなμ'sに対して、二期3話でA-RISE「私達はただ純粋に今この時一番お客さんを喜ばせる存在でありたい、ただそれだけ。」宣戦布告

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もしドラでも、確か、「そうか、観客もステークホルダーだ!」って気づくシーンがあったと記憶しているが、このシーンはまさにそれ。

とかで書いた話の解答を今回の劇場ではしていた。


整理するとこんな感じ。

かっこいい。

いや、私も終わってほしくないよ。いつまで続いてほしいコンテンツだよ。

だけど、それは美しくない。

アイドル卒業ライブをすることで完結する。

アイドルマスターも、けいおんも、辿りつけなかった境地。

こんなに惜しまれながら、でも潔く、華々しく、有終の美を迎える作品はないと思う。

ステークホルダー(現実)とどう対峙するか?

ラブライブの穂乃果ちゃんに学ぶ『マネジメント』 - WebLab.otaなんかでも語ったけど、やっぱこの作品会社組織とかマネジメントみたいな文脈で読める。

1期は、「上場するのが目標!」みたいな感じの会社。どうやって天才をスピーディーに集めるか?それが勝負

2期は、「上場しちゃったけど、この後どうしよう」ってところから、ちゃんと「何が目標会社なのか?」を定義する話。

劇場は、「株主(ステークホルダー)がいろいろ経営に口出すけど、俺達は俺たちがやりたいことを、やりたい世界を実現するんだ!」って表明する話。


まさに、夢の世界。嘘の世界。でもその世界を本気で目指した世界

物語内(μ'sの物語)でも物語の外(花田十輝京極尚彦物語)でも。


1期、2期、劇場版も虚実皮膜を進んでいた。演出脚本物語内も。

それを自覚した製作陣であり、物語内のキャラだった。

普通続けるよ。そんな美しく終わろうなんて夢物語さ。

……

でも、それを現実にするのがラブライブ!

嘘をつき続けて、現実を乗り越える物語

2015-05-31

木上益治(三好一郎)研究 響け! ユーフォニアム第5話から

| 21:37 | 木上益治(三好一郎)研究 響け! ユーフォニアム第5話からを含むブックマーク 木上益治(三好一郎)研究 響け! ユーフォニアム第5話からのブックマークコメント

5話超かっこよかったな〜ってのと、木上益治(三好一郎)のコンテについてあんまり考えたことがなかったので、これを機会に少し勉強する。

範囲はまず京都アニメーションでの仕事(AIRあたりから)とする。

カッコイイシーン作り

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(響け! ユーフォニアム 第5話 コンテ・演出三好一郎)

まず5話で印象的なのが、高坂さんが髪をかきあげるシーンと、これだと思う。

私は直感的に、AIRの下のシーンを連想した。

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(AIR 第11話 コンテ・演出三好一郎)

木上のコンテ回は大体、こーゆーカッコイイシーン、レイアウトが連続で出てくるのが痺れる。

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(響け! ユーフォニアム 第5話 コンテ・演出三好一郎)

これとか。

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(中二病でも恋がしたい! 第6話 コンテ・演出三好一郎)

こんなのとか。

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(涼宮ハルヒの憂鬱 第14話 コンテ・演出三好一郎)

こんなのとか。

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(氷菓 第5話 コンテ・演出三好一郎)

こんなのとか。

かっちょいい。もうほとんどそれだけ。

お話がどうでも良かろうが、とにかくカッコイレイアウトを重ねる。

見返してて思ったが、ほとんどのカットがカッコイイ。無駄にカッコイイ。

全身ショット

次に木上の良く選択するショットを紹介していく。

まずは、全身が映るショット。普通ならアップで撮っても問題ないようなシーンでも全身が映るように撮る。

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(響け! ユーフォニアム 第5話 コンテ・演出三好一郎)

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(左上:たまこまーけっと 第9話、右上:氷菓 第5話 、左下:けいおん!! 第4話、右下:AIR 第11話 コンテ・演出三好一郎)

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(らき☆すた 第14話 コンテ・演出三好一郎)

これだけだとわかりづらいけど、他の人のコンテ回と見比べると、ここまで不必要に全身ショットで撮ることはしない。

もっとアップ、バストショットを中心にして、真横、斜俯瞰アオリなど、画面に変化をつけながらカットを割るのが主流だと思う。

(※ 特に、らき☆すたなんか他の回でこんなレイアウト無い)


木上はアップ、バストショット、真横、斜俯瞰アオリなど、画面に変化もつけて演出するが、この距離感のカットを大事にしてる……という点で他の人と違う。

この距離感から近づくか、離れるか?

この視点は誰の視点であるか?(神なのか、客観なのか、主体有る誰かなのか)

そんなことを意識している感じがする。

例えば、ユーフォニアムの以下のシーン。

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これは、全身ショットが久美子と高坂主観に入る前に差し込まれていて、被写体主観の位置関係を示している。

この全身ショットによって、その後の中世古(茅原実里)と吉川(山岡ゆり)のやりとりをなんとなく眺めていたら、目の端に写っていた高坂さんが気になっちゃって、中世古・吉川副部長の会話とかどーでも良くなってきて、たぶん「高坂さんの胸でかいな〜」みたいなことを考えながら観察してたら、目があっちゃって、目をそらしちゃった……というシーンになっている。


このシーンは他にもいろいろ面白い演出がされている。

まず、上述した(1)主観ショットであることを被写体主観の位置関係を全身ショットで映すことで説明してしまう……という手法が使われていて

かつ、(2)主観であることを示すときによく使う、モノローグが使われていない……という荒業で、

かつ、(3)映像では、中世古・吉川副部長の会話とは全く異なるシーンを繰り広げている……という演出である。


実はこの(3)の演出を木上はよく使う。

会話と映像が一致していなかったり、ナレーション映像が異なる状況を説明していたりする。

短い時間で2つ以上の説明を、言葉映像で同時に行う手法と言って良いと思うけど、こーゆー何気ないところで、情報量の多いシーンをつくろうとしている。

俯瞰ショット・ロングショット

俯瞰ユーフォでは使われていなかったが、よく使うショット。

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(左上:けいおん!! 第4話、右上:らき☆すた 第14話、左下:涼宮ハルヒの憂鬱 第14話、右下:氷菓 第5話 コンテ・演出三好一郎)

らき☆すた俯瞰ショットはやっぱりおかしい。

あと、ロングショットもよく使う。特にAIRはロングショットてんこ盛りで面白い。

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(AIR 第11話 コンテ・演出三好一郎)

ほかにもいろいろ使ってるロングショット。

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(上段:けいおん!! 第4話、左下:CLANNAD 第9話、右下:氷菓 第5話 コンテ・演出三好一郎)

ユーフォでも使ってました。

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(響け! ユーフォニアム 第5話 コンテ・演出三好一郎)

超ロングから超アップまで、全部使ってくるので、楽しい。

一瞬のカット

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(響け! ユーフォニアム 第5話 コンテ・演出三好一郎)

例えばこれ。

一瞬映っているこのカットがカッコイイ。これを一瞬で切り替えるところに痺れる。

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(響け! ユーフォニアム 第5話 コンテ・演出三好一郎)

これもその一例。

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(響け! ユーフォニアム 第5話 コンテ・演出三好一郎)

ここで映っている一瞬のカッコイイカットはこれ。

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(響け! ユーフォニアム 第5話 コンテ・演出三好一郎)

この贅沢感がたまらん。

普通これだけ決まってるカットはもう少し長く見せる。

それを一瞬で飛ばしていく。

この程度のレイアウトであれば、どんだけでも量産できますよと言わんばかりの消費感。

情報量と緊張感

全身ショットも一瞬のカットも単位時間あたりの情報量を増やす手法の一つ。

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(響け! ユーフォニアム 第5話 コンテ・演出三好一郎)

この辺とか。

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(左上:涼宮ハルヒの憂鬱 第14話、右上:CLANNAD 第9話、左下:氷菓 第5話 、右下:AIR 第11話 コンテ・演出三好一郎)

この辺も、情報量を増やすレイアウト

そして画面作り全体から感じる緊張感。


1カットの情報量、緊張感、そして、カット・シーンでみた印象、さらに、劇伴や台詞といった音も意識している。

1枚の絵(2次元)としての完成度

そこに時間という概念を入れた演出

総合芸術としての音への意識。


それら全てを兼ね備えた天才、それが、木上益治