<セルビア>コソボと直接対話開始 独立宣言以来初

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110309-00000092-mai-int
 【ウィーン樋口直樹】セルビアコソボは8日、08年のコソボ独立宣言以来初めて、高官級の直接対話をブリュッセルで始めた。英BBCが伝えた。セルビアは自国からのコソボ独立を認めていないが、欧州連合(EU)の仲介で対話が実現した。両国は今後、コソボの国際的地位など困難な問題を先送りしたまま、交通や通信など市民生活に直結する課題を中心に協議を続ける

 ロイター通信によると、EU当局者は直接対話の目的について「バルカン地域の生活改善と相互協力の向上を図り、欧州基準に向けて引き上げるためだ」と述べた。相互に対立するセルビアコソボだが、早期EU加盟という共通の目的に向けて、どれだけ歩み寄れるかが焦点だ。

 アルバニア系住民が多数を占めるコソボは、90年代の旧ユーゴスラビア崩壊に伴い、セルビアからの分離独立を図った。北大西洋条約機構NATO)を巻き込んだ紛争では、1万人以上が死亡、数十万人が故郷を追われたと言われる。

 国連統治下に置かれたコソボは08年2月、一方的に独立を宣言。国際司法裁判所が昨年7月、独立宣言は国際法に違反しないと判断したため、セルビアへの国際的な圧力が強まっていた。コソボを国家として承認した国は、日本や米国、EU加盟国の多くなど計75カ国に及んでいる。

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図説:コソボ独立問題

http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101229/p4

コソボ首相に臓器密売疑惑 紛争時セルビア人から摘出か
という記事を取り上げたんですが、この件どうなったんですかね。

75カ国という事に関してはここ↓などを。
コソボ>独立1年…向上しない市民生活 無法状態の地域も
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090217/1234889311

第1部(3)「神が贈った」カリスマ指導者 ルラ前大統領の故郷を訪ねて

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110309/amr11030920270009-n1.htm
2011.3.9 20:25


世界遺産にも登録されたサルバドル旧市街。ブラジル東北部は最も貧しい地域だった(早坂洋祐撮影)

 ブラジルを「希望の大国」へと押し上げたカリスマ指導者、ルラ前大統領(65)。昨年末に2期8年の任期を全うした際も87%という驚異的な支持率を維持していた。人気の秘密は何なのか。生まれ故郷である東北部ペルナンブコ州の小さな村を訪ねた。

 州都レシフェから内陸へ250キロ。乾いたサバンナがどこまでも広がる丘陵地帯にルラ氏が生まれた集落があった。村人は畑仕事の手を休め、口々に「偉大な大統領だった」「神が贈った英雄だ」などと語った。ルラ氏のいとこというゼマリア・メロさん(58)は「気さくな人柄でいい仕事をした。誇りに思う」と胸を張った。

 ルラ氏が率いた与党・労働党はここ東北部で圧倒的な支持を得ている。昨年10月に後継のジルマ・ルセフ氏(63)が勝利した大統領選でも、党や政権の度重なる汚職にもかかわらずルセフ氏が全27州のうち北半分の16州を制した。労働党政権は3期目に入った。

 同じ新興国BRICsのロシアやインド、中国と比べるとブラジルの安定性は際立っている。民族紛争がなく宗教対立もない。地震もない。そして近年、安定してきたのが政治である。

 首都ブラジリアで32年間、7人の農相の下で日本担当の特別補佐官を務めた日系2世、山中イジドロさん(75)は「かつては日伯で長期的なプロジェクトを計画してもブラジルの政権や大臣がころころ変わって継続できなかった。今は逆に日本のほうが変わるようになった」と話す。

■政権支える「現金給付」

 ルラ前大統領は1945年、貧しい農家に8人兄弟の7番目として生まれた。

 父親はそのひと月前にサンパウロ州へ出稼ぎに行った。7歳のとき、母親は夫と再会するため一家で乗り合いトラックに乗ったが、夫は別の女性と暮らしていた。ルラ氏は日系人の洗濯店で働き、やがて自動車工となった。プレス機で左手の小指を失いながらも、労働組合の指導者として頭角を現した。大衆政治家ルラはこうして生まれた。

 東京外国語大学鈴木茂教授(54)=ブラジル史=は「ブラジル下層階級の典型的な人生を歩んできたことに、庶民から共感が集まった」と指摘する。

 東北部の貧困層でルラ人気を決定づけたのは「ボルサ・ファミリア(家族の財布)」と呼ばれる所得格差是正のための現金給付政策だった。日本の子ども手当に似ているが、家族1人当たりの月収140レアル(7千円)以下が対象。受給の条件として子供を学校へ通わせ、母子検診を受けなければならない。給付は月1100円〜1万円。ブラジル全土で2010年に1276万世帯が受給し、東北部が5割を占める。

 ルラ氏の故郷の集落でも150世帯のうち9割が受け取っていた。

学校通えるように

 豊かな南東部の中高所得層にとって現金給付はばらまき以外の何物でもない。ブラジルは税負担がGDP(国内総生産)の35%に上る高負担国家でもある。

 サンパウロの金属メーカー勤務、ファビオ・ラパさん(25)は「選挙目当てに現金をばらまくのではなく、どうすれば現金を稼げるかを教えるほうが大事なのではないか」と話す。

 ルラ氏の故郷バルゼア・コンプリダ集落があるカエテス市のボルサ・ファミリア担当、セリアンニ・シルバさん(30)は「“南”の人は“北”の貧しい状況を知らない。子供が学校へ通え、学用品が買えるようになった。消費拡大にも貢献している」と訴える。

 ブラジルでは18〜70歳の読み書きのできる全国民に投票が義務づけられ、希望すれば10%程度いるとされる読み書きのできない人も投票できる。中間層が拡大したいまなお大きな貧富の格差が存在する中、東北部などの貧しい人々への補助金政策がこの国の政権を支えているともいえる。

 ルラ氏の故郷の集落に生家はすでになく、跡地はマンジョカのイモ畑になっていた。村人たちは昨年10月、故郷の英雄を記念して跡地から100メートルほど離れた畑に生家を復元した。土壁に瓦屋根の小屋だった。

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特にどこがどうって訳でもないんですけど、
カダフィ政権、国際調停受諾か=ベネズエラ提案、反政府側は拒否
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110305/p4
に出てきた人ですね。外交でも『欧米とは一線を画す「独自外交」』だったそうで。

スーダン南部の自治政府、北部との協議停止 武装勢力支援と糾弾

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110313/mds11031309510003-n1.htm
2011.3.13 09:46


11日、スーダン南部アビエイ周辺をパトロールする国連部隊(AP)

 1月の住民投票スーダンからの分離独立が決まった同国南部の自治政府与党、スーダン人民解放運動(SPLM)幹部は12日、バシル大統領を含めた北部側が南部の反自治政府武装勢力を支援していると糾弾し、北部との協議を一時停止すると表明した。ロイター通信などが伝えた。

 南部では住民投票後、武装勢力と南部のスーダン人民解放軍(SPLA)との戦闘が続発。12日も上ナイル州で戦闘があり、少なくとも30人が死亡した。南部の主張を北部側は否定している。

 南部は7月に独立を宣言する見通しだが、南北の境界線画定や石油収益の分配など未解決の問題について、南北間の協議が続いていた。(共同)

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スーダンは複雑です。
スーダンでも焼身自殺
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110128/p1
にいろいろと書きましたが。

ASEAN監視団なお展開できず タイ・カンボジア国境紛争

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110308/asi11030822370005-n1.htm
2011.3.8 22:36

 【シンガポール=青木伸行】ヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア」と、その周辺をめぐるタイ、カンボジア両国の国境紛争情勢は、なおインドネシアの監視団が展開するには至っておらず、この間に両国のさや当てが再燃している。

 東南アジア諸国連合ASEAN)としての監視団の派遣は、2月22日の緊急外相会議で合意された。議長国であるインドネシアのマルティ外相は、監視団を計30人とし、各15人で編成する2チームをそれぞれタイ、カンボジア側に配置する方針を示している。

 先週、先遣隊5人が寺院周辺を事前調査し、両国にインドネシア側は、監視団の具体的な権限や配置などを提示した。だが、タイは難色を示しているもようで、調整が続いている。

 一方、カンボジアは今月初め、プノンペンに駐在する米国など12カ国の武官に、国境未確定地域を視察させた。主眼は「タイの攻撃による寺院の損壊状況を、その目で見てもらう」(軍幹部)ことだった。

 タイ側は強く反発、アピシット首相は「タイ・カンボジア合同国境委員会」での2国間交渉にカンボジアは応じるつもりがないと非難した。その後、カンボジアが参加を表明したことで、同委は24日からインドネシアで開かれる予定だ。

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タイとの交戦で説明 カンボジア首相が日本に
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110214/p6
の続報ですね。この続報はまだ無いようで。

「沖縄は怠惰すぎてゴーヤーも作れない」メア氏発言概要

ちょっと前の記事ですが。

http://www.asahi.com/politics/update/0309/TKY201103090612.html
2011年3月9日22時25分

 ケビン・メア氏の講義に参加したアメリカン大の学生らが英語で作成したメア氏の発言録の概要は以下の通り。(12月3日午後4時、国務省で)

    ◇

 沖縄の基地は、もとは田んぼの中にあったが今は街の中にある。それは沖縄の人々が米軍施設周辺の市街化と人口増大を認めたからだ。

 沖縄の米軍基地は地域の安全保障のためにある。日米安保条約上の日本の義務は基地のための土地を提供することだ。安保条約上の日米関係は非対称で、日本に有利、米国に不利だ。日本は米軍が攻撃されても米国を守る義務を負わないが、米国は日本の人々と財産を守らねばならない。

 米国には二つの理由で沖縄に基地が必要だ。基地がすでにそこにあり、地理的に重要だからだ。在日米軍は司令部が東京にあり、危機の事態には補給と部隊を調整する物流の中心の位置にある。三沢(青森県)は冷戦期の重要な基地でロシアに近く、岩国基地山口県)は韓国から30分だが、それでも沖縄の地理的位置は地域の安全保障にとって重要だ。

 沖縄はかつて独立した王国で、中国に朝貢していたが中国の一部だったことはない。米国は沖縄を1972年まで占領した。

 沖縄の人々の怒りと不満は米国よりも日本に向いている。民主党政府は沖縄を理解していない。沖縄との意思疎通のパイプがない。自民党の方が民主党の現政権より沖縄に通じ、沖縄の人たちの関心を理解していた。

 鳩山前首相は左派の政治家だった。民主党と鳩山前首相の存在にもかかわらず、日米は(昨年)5月に2プラス2合意を何とか発表できた。

 米国は沖縄での米軍の足跡を減らすため、海兵隊8千人をグアムに移転する。日本はこの移転費用を提供する。これは日本の具体的な努力の表れだ。民主党政府は実施を遅らせてきたが、政府が現行計画を実施すると確信している。

 東京(日本政府)は沖縄県知事に「お金が欲しいならサインしろ(移転計画に応じろ)」と言う必要がある。米海兵隊が基地を置く場所は他のどこにもない。民主党は本土での代替施設を提案したが、米軍にとって本土に場所はない。

■「日本は合意の文化。『ゆすり』を意味する」

 日本文化は合意に基づく「和」(調和)の文化だ。合意形成は日本文化において重要だ。日本人がこれを「合意」と呼ぶ一方で、それは「ゆすり」を意味し、合意の文化を「ゆすり」の手段に使う。合意を探るふりをすることで、人々はできるだけお金を得ようとする。沖縄の人々は東京に対する「ごまかし」と「ゆすり」の名人だ。

 沖縄に農業はあるが、主要産業は観光だ。沖縄の人々はゴーヤーを作るが、他県の方がもっと作る。沖縄の人々は怠惰すぎてゴーヤーも作れない。沖縄の離婚率、出生率(特に非嫡出〈ちゃくしゅつ〉子)、アルコール度の高い酒を飲む沖縄の文化による飲酒運転率は最も高い。

 日本では「建前と本音」に気をつけるべきだ。「建前と本音」とは「発言と実際の意図は別だという考え方」だ。私は沖縄で普天間飛行場は「特に危険ではない」と言った。私の発言によって沖縄の人々は私のオフィスの前で抗議した。沖縄の人々は普天間を世界で最も危険な基地だと言うが、それは本当ではないと彼らは知っている。福岡空港伊丹空港も同様に危険だ。

■「我々は日本でとてもいい取引をしている」

 日本の政治家は常に「建前と本音」を使う。沖縄の政治家は東京での交渉で合意するが、沖縄に戻って合意していないという。日本文化が「建前と本音」を重視しすぎるので、米国の大使や他の代表は真実を語ることで常に批判される。

 米軍と自衛隊は精神構造が異なる。米軍はあり得る配備に備えて訓練するが、自衛隊は配備のため実際に準備することなしに訓練する。

 地元の人々は米軍の夜間訓練に反対するが必要だ。現代の戦闘は夜間に行われることが多いからだ。夜間訓練は抑止力の維持に欠かせない。

 憲法9条を変えるべきだとは私は思わない。今後変えられるとは思えない。憲法が変わることは米国にとって悪い。日本に在日米軍が不要になるからだ。憲法が変われば米国は日本の国土を米国の国益を促進するために使えなくなる。日本政府が支払う高価な受け入れ国支援は米国の利益だ。我々は日本でとてもいい取引をしている。

まぁ日本自体が非難されてるのかもしれませんが、どう思われるかは読んだ方にまかせます。

「死の商人」とスパイ交換か 対米協力の元ロシア軍人と(2011.3.10 22:20)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110310/erp11031022200006-n1.htm
2011.3.10 22:20


タイのバンコクで身柄を拘束されたロシアの元軍人で「死の商人」と呼ばれるビクトル・ボウト被告(2010年8月20日撮影)=AP

 10日付ロシア紙コメルサントは、治安当局筋の話として、武器密売などの罪に問われニューヨークで公判中のロシアの元軍人で「死の商人」と呼ばれるビクトル・ボウト被告と、対米協力で有罪判決を受けた元ロシア軍参謀本部情報総局大佐をスパイ交換する可能性があると報じた。

 米露双方とも複数のスパイらを交換し、その中に2人を含める可能性がある。ロシア外務省はコメントを拒否した。

 被告は2007〜08年、米政府が国際テロ組織に指定するコロンビアの左翼ゲリラに地対空ミサイルなどを密売する計画に関与したとして起訴された。08年にタイで逮捕され、その後米国に身柄を引き渡された。

 ロシア政府は、移送は「違法」であり米国のタイに対する「前例のない政治的圧力の結果」だと強く反発していた。(共同)

書いてないけど、
裁判終結、ついに米国へ? =ロシア「死の商人」引き渡し―タイ
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101006/p2

プーチン首相の側近との関係も指摘される同被告の米国への引き渡しについては、ロシアは強く反対

世界で暗躍する「死の商人」7人すべて旧ソ連
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080315/1205540621

同時期に同地で勤務していたというロシア大統領府副長官兼国営石油ロスネフチ会長のセチン氏との関係も取りざたされている。プーチン政権最高幹部の一人である同氏は、旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身の最強硬シロビキ(武闘派)として知られる。

とかあったんですけどね。こういうことを明らかにしないまま闇に葬られていくんですね。