獣の数字666

666~アフロディーテズ・チャイルドの不思議な世界(紙ジャケット仕様)

666~アフロディーテズ・チャイルドの不思議な世界(紙ジャケット仕様)

  • 69年リリースのプログレヴァンゲリスが在籍したバンドだそうですが、正直、知らんカッタ。で、これがホントに「不思議な世界」。ライナーによりますと、ヨハネの黙示録をベースにした四枚組コンセプト・アルバムになるはずが予算の関係で二枚組に縮小。なんでも会場内で黙示録をテーマにしたショーが行われているのと同時に会場外ではホントのアポカリプスが始まっちゃって、ショーの進行とシンクロして、ムッチャクッチャになっちゃうという構成らしい。実際に聴くとこれが、もう、長大なインプロヴィゼーションはあるわ、ぼくも名前くらいは知ってるギリシアの有名女優イレーネ・パパスがほとんどトランス状態でエッチなあえぎ声としか聞こえないヴォイス・パフォーマンスを延々展開するわ(マスターテープでは39分間!)、ギリシア音楽風のインストはあるわで脳がドロドロになります。すべてヴァンゲリスの作曲で、プログレ+ワールド+現代音楽という感じでケレン味たっぷり。流石に「サタニズムくさいから放送禁止」「エッチくさいから放送禁止」という事態にも陥ったそうです。さて、獣の数字は666ではなく616なのだ説が流れてることをid:heresy666さんが9日の日記(http://d.hatena.ne.jp/heresy666/20050509)で言及されてましたが、ぼく的には「666」の方が魔術的で好みです(好みの問題か?)。数秘術も面白そうなんだけど、あれってヘブライ語ができないとダメだったような気がします。

数秘術―数の神秘と魅惑

数秘術―数の神秘と魅惑

  • 参考までに。随分前に買ったけど、実は読んでません。

コンサート

 ヨーヨー・マ無伴奏はほぼ絶望。
 ヤフオクもチェックしてんだけど、プレミアついちゃってます。
 ドヴォルザークは最初からイイお値段だし…。
 というわけで迷ってた西本智実のリリア・メインホール(6/25)に行くことにしました。
 http://mars.eplus.co.jp/ss/kougyou/syosai.asp?kc=008942&ks=62
 演目はおなじみのムソルグスキーラヴェル組曲展覧会の絵」、グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調
 一番安い席です。
 三階席の真ん中あたり。外野席で野球を見るよりはマシかも。双眼鏡持ってこ。
 リリアは京浜東北線使えば30分以内で行けます。
 

キューン

オーシャンズ・イン・ザ・スカイ

オーシャンズ・イン・ザ・スカイ

  • 朝一番にスティーヴ・キューン。

Eonta / Metastasis / Pithoprakta

Eonta / Metastasis / Pithoprakta

  • アーティスト: Iannis Xenakis,Konstantin Simonovic,Maurice Le Roux,Paris Contemporary Music Instrumental Ensemble,French Radio National Orchestra
  • 出版社/メーカー: Le Chant Du Monde Fr
  • 発売日: 1993/11/23
  • メディア: CD
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ノーム

トラッカーズ (遠い星からきたノーム)

トラッカーズ (遠い星からきたノーム)

ディガーズ (遠い星からきたノーム)

ディガーズ (遠い星からきたノーム)

ウィングス (遠い星からきたノーム)

ウィングス (遠い星からきたノーム)

  • 児童文学枠なので子供向けではあるのですが、大人が読むと深読みできます。環境と認識、世界と自分との関係性、政治、フェミニズムなどなど、今時感たっぷりのSFファンタジー。デパートに住みついたノームたちが世代を経て「デパート=世界」「創業者=造物主」という世界観を構築しているという設定(創世紀)から、可笑しくも哀れです。ところが、デパートが廃業=世界の終わり、というわけで、今度はエクソダス出エジプト期)の物語になり、最後は故郷への帰還または新たな旅立ち(約束の地=シオン)を目指すという聖書のパロディであると同時に、実はユダヤ民族史でもあるのでは? と勘ぐりたくなります。元々はメアリー・ノートンの「小人シリーズ」のパロディでもあり、元ネタをキチンと押さえてます。このあたりのイヤらしいくらいの凝り方がいかにもプラチェットですね。


床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

野に出た小人たち―小人の冒険シリーズ〈2〉 (岩波少年文庫)

野に出た小人たち―小人の冒険シリーズ〈2〉 (岩波少年文庫)

川をくだる小人たち―小人の冒険シリーズ〈3〉 (岩波少年文庫 (064))

川をくだる小人たち―小人の冒険シリーズ〈3〉 (岩波少年文庫 (064))

  • 読み比べてみるのもおかしいかも。


カワイイもの好きな人々。(ただし、おじさんの部)

カワイイもの好きな人々。(ただし、おじさんの部)

  • まあ、そういうコンセプトなんだろうけど、「おじさん」を強調されるとイタイです。普通に「カワイイもの好き」でいいんじゃないすか? あからさまにカワイイものと、最初はキモイけど本書を読んでるうちにかわいく見えてくるものの二通りがあって面白い。直球と変化球みたいですね。それはそうと「カワイイもの(が)すきな人々」なのか? 「カワイイ、ものずきな人々」なのか? ダブル・ミーンですか? 初出は「ほぼ日刊イトイ新聞」。ウェブ版も楽しいです。
  • http://www.1101.com/kawaii/index.html


ホテル楽園 世界旅行

ホテル楽園 世界旅行

  • 一生、縁がないと思われますが、ここまで隔絶してると嫉妬もできず、口をぽかーんと開けて見入るばかり。オレもジェット・セット(ホンモノの超富豪たち)のバカ息子に生まれたかった。どうでもいいけど。

カルガモ

pecorin9112005-05-11

 六義園にて。マガモよりひとまわり小さい。嘴のさきっちょの黄色が可愛い。つがいなのか、ペアで仲良く泳いでました。池の行き止まりまで来て、上陸し、うっとうしいカメラマン(オレや)を振り切るように繁みへと。

どんどん色づくもみじのプロペラ


 郵便局と銀行を廻って一旦戻り、連休中に読んだ本やCDをかついで本駒込図書館へ。
 クセナキスの中身を入れ忘れていて慌てる。
 まあ、まだ期限が来てないからいいけど。
 色々借りたのでやはり荷物は重い。
 そのまま、六義園へ。
 軽く一周。
 もみじの種子がどんどん赤くなってきた。
 遠目には花盛りのように見えます。
 日当たり具合によっては黄緑、ピンクと色々です。
 やがては茶色の木質となってクルクルと飛んで行きます。
 しかし、力尽きて緑色のまま地面に落っこちているのも多数。
 可哀想な気もしますが、これも自然の営み。
 山陰橋あたりでウグイスの声を聴く。
 このあたりに巣があるのか、午前中に来るとよく鳴いています。
 ホーホケキョという定番から、ホホホォーホケキョというアレンジまで、耳に楽しい。