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2016-06-12

ジョンストン・サンズ 100年

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 ロンドン地下鉄書体として知られるジョンストン・サンズ(Johnston Sans)が誕生して、ちょうど100年が経ちました。

 エドワード・ジョンストンの手になるこの書体は、烏有書林で出している『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』によると、1916年の6月に大文字、7月に小文字( f 以外)のデザインが完成したとのこと。

 ただ、ジョンストンはおっちょこちょいな人だったのか、11月になって小文字の「 f 」がないことがわかり、急いで描き足したのだとか。「引っ越しやなんやかんやで忙しく、f のことをすっかり忘れてた!」みたいな言い訳の手紙が残っているそうです。

 ロンドンでは今年、ジョンストン・サンズ100年を記念したイベントがいろいろ企画されているみたいですし、新書体 Johnston100 の発表も!(ここ→Introducing Johnston100, the language of London | Monotype

 またイギリスに行きたいけど、今年は無理だな〜。

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2016-05-06

『Typography 09』誌に記事を書きました

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 まもなく発売の『Typography 09』(グラフィック社)に、組版について記事を書きました。「これだけは知っておきたい組版の常識・非常識」というコーナーで、嘉瑞工房の高岡昌生さん、コン トヨコさんと分担して、私は和文編と和欧混植編の一部を担当しました。

 『Typography 09』の特集は「美しい本と組版」で、

書籍の本文組版について、ブックデザイナー、老舗出版社、組版会社を取材し、それぞれの組み方を紹介。本文組版をする際、どのような点に気をつけたらよいか、基本的な考え方とInDesignの設定を解説。書体会社10社100書体の文字組見本を掲載した付録小冊子つき。

とのこと。目次は Latest Issue – Typography で。


 先月、青山ブックセンター本店で開かれた TypeTalks 第35回「ヨーロッパの美しい本と組版」では、ドイツ在住のタイポグラファである麥倉聖子さんが話をされたんですが、その中で特に印象に残った言葉が、 “マクロタイポグラフィ” と “マイクロ・タイポグラフィ” でした。

 ざっくりいってしまうと、マクロタイポグラフィとは、文字をどこにどうレイアウトするか、といったパッと見でわかるデザインのこと。一方のマイクロ・タイポグラフィとは、ひと文字ひと文字をどう並べていくか、といった組版寄りのデザインのこと。

 欧米ではよく使われる用語らしいのですが、私は初めて知りました。文字を扱うという部分では同じなんだけど視点が違う、という両者の違いがとてもわかりやすい表現なので、日本でも広まってほしい言葉だな、と思います。

 麥倉さんは、日本のデザイン系の学校では、マクロタイポグラフィは詳しく教えても、マイクロ・タイポグラフィはほとんど教えていないのではないか、とおっしゃっていました。たしかに、社会に出て初めて “組版” というものに遭遇した、というデザイナーさんも多いようです。もともと組版は印刷会社が担っていた職分だからかもしれませんが、でも、いい本をデザインする上では、欠かせない要素ですよね。


 今日、できたてホヤホヤの『Typography 09』の見本誌をいただいて、ひと通りざっと読んだところなんですが、今号はこのマイクロ・タイポグラフィに焦点を当てた内容なので、収録されている図版も、パッと見は同じような本のページの写真が続いているように見えます。それも、良いものだけを選んで掲載しているので、ひと目で「うわっ、ひどい!」とわかるような例がないぶん、個々の違いがとても微妙(繊細?)なんですよね。でも、よくよく細部を見ていくと、それぞれに個性があることがわかってきます。

 一見、地味なんだけど、本をつくる上で、とても大切なことが載っている雑誌だと思います。ぜひご一読ください。


5/20追記

 マクロ&マイクロ・タイポグラフィについては、麥倉さんのブログ Shoko Mugikura | Just Another Blog にもっと正確で詳しい説明がありましたので、ぜひご覧あれ。記事はこちら→マクロ・タイポグラフィとマイクロ・タイポグラフィ

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2016-02-26

TypeTalks 第34回のお知らせ

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 3月26日に表参道青山ブックセンター本店で、TypeTalks 第34回「初公開! 岩波書店組版ルール/書籍組版は「いい加減」がいい加減!?」が開かれます。

 青山ブックセンターのサイトでは、

出版社ではどのようなルールに基づいて文字を組み、本をつくっているのでしょうか? 創業以来100年以上にわたり、文庫・新書・学術書など、さまざま本を世に送り出してきた岩波書店組版ルールを大公開。同社製作部の前田耕作さんをゲストに、本文や見出しの組み方、行頭・行末の処理や記号の組み方など、厳格かと思いきや意外とゆるい「いい加減」な書籍組版秘訣をお聞きしながら、日頃みなさんが抱いている組版や本づくりの疑問にお答えします。

とのこと。

 面白そうでしょう? 当日は私も進行役を仰せつかったので参加します。

 申し込み方法など詳細は青山ブックセンターWebサイトで。

 みなさま、ふるってご参加を!


3/1追記

 満席になりました。ありがとうございます。

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2016-01-23

MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店で『小さな出版社のもっとおもしろい本』フェア

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 1月20日から、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店で『小さな出版社のもっとおもしろい本』フェアが始まりました。

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 このフェアは、サンエイムック『小さな出版社のもっとおもしろい本』の中から、梅田店の文芸書担当者が興味をひかれた本をセレクトしたもの。その担当の方からフェアの写真を送っていただきました。

 詳細は近々イベント・フェア一覧|丸善&ジュンク堂Webページに載るようです。(1/31追記、載りました→「小さな出版のもっとおもしろい本」フェア

 ありがたいことに烏有本も5冊並んでいます!

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 なかでも皆川博子ペガサスの挽歌』は版元品切・重版未定なので、あとは書店さんの店頭に並んでいる分のみとなります。いつか買おうと思っていた方々、ぜひこの機会にMARUZEN&ジュンク堂梅田店でご購入ください。もしかするとこれがラストチャンスになるかも、なんてオドかしてみたりして。(ちなみに『剃刀日記』も残り少なになってきました。)

 フェアでは他にも、色んな小出版社の選りすぐりの本が並んでいます。烏有本の左下には、『胞子文学名作選』(港の人)も見えますね〜。たしか、うちの『老薔薇園』にも入ってる、金子光晴「苔」が載ってたはず。愉快な本です。

 『小さな出版社のもっとおもしろい本』フェアは3月中旬まで開催とのこと。ぜひみなさん、足をお運びください。


1/24追記

 追加でフェアの写真を送っていただきました。ありがとうございます!

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 全体の点数は25社各3〜5点で125点、場所は2階文芸書売場。期間は3月中旬、20日くらいまでの予定とのこと。

 向かい合わせの棚の間に日本地図とは、いかしたレイアウトですね!

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2016-01-07

『ペガサスの挽歌』品切に

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 好評をいただいた『ペガサスの挽歌』が版元品切となりました。あとは市中在庫のみとなります。

 いつか増刷したいと思っていますが、今のところ重版は未定です。

 ご購入いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

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