【中古】耶律楚材/集英社/陳舜臣(単行本)価格: 325 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 耶律家は遼(契丹)の太祖、耶律阿保機の流れを汲み、契丹から漢化された一族にあたる。遼に女真族が攻め入り金王朝を建国したが、父の耶律履は漢文化に精通する人材として、金王朝の宰相に抜擢された。父の履が高齢の時に生まれた末子を「楚材」と名付けたのは、春秋の時代、強国楚の人材が流出し、他国で活躍した故事にちなんだもの。だが実際は、偉大なる世宋が崩御した後の金の将来に、不安を感じたこともあった。父は間もなく亡くなるが、父の思いを察した母の楊氏が、楚材を厳しく育て上げた。 その金王朝は南方に逃げ込んだ宋との戦いを優…