カーブを通過するときに車体をカーブの内側に向けて傾斜することのできる鉄道車両。
通常鉄道のカーブでは車体に遠心力がかかるために線路を内側に傾けてある(カントという)。さらに車体を傾斜させることで遠心力を打ち消す力が生まれる。このためカーブを速く通過することができる。
日本では国鉄の特急型電車381系で実用化された。…のだが乗り物酔いを起こす人が続出したために制御付き自然振り子式車両の開発へとつながった。
車体傾斜方式は「簡易振り子」と呼ばれることがあるが正確には振り子式には含まれないようだ。
この記事を書くにあたってネットの文献を検索してみたところ「乗客が遠心力を強く感じなくなるので結果として高速で通過できる」というのが真相のようだ。