大規模言語モデルもそうだが、機械・深層学習モデル自体が反実在論的な認知的自律者 (https://link.springer.com/article/10.1007/s13347-024-00696-1) であるといえる。したがって、普遍論争に深層学習モデルが寄与する側は、唯名論ということになるだろう。 先日、大学の友達と個物と普遍について話していたら、家族的類似性と普遍の関係 (https://jstor.org/stable/4544648) や、類似性唯名論(resemblance nominalism)と深層学習モデルの数理の関係について思い立ったので、以下にその思い付きをメモしておこ…