本日初日。 席数154の【CINE9】の入りは二割ほど。 桐生市の「水際作戦」のような生活保護制度の不適切運用は実は多くの自治体で行われているとかまびすしい。 一方でそれを本来の呼称「せいほ」ではなく「ナマポ」と呼び、受給者を蔑視する層や、それを以って甘い汁を吸おうとする人は確実に存在する。 本作では、その両者の「悪」が描かれる。 なんといってもキャッチは「クズとワルしか出てこない!」なのだから。 しかし中には夫を亡くしたシングルマザーの『佳澄(木南晴夏)』のように「クズ・ワル」に属さぬ者も。社会の狭間に取り残された彼女は、生活福祉課に相談に行くことも思いつかずさまよう。 受給を「申し訳ない」…