脚本家のジェームス三木さんが亡くなった。91歳だったという。 といっても、私はこの方のファンだったとか、そういうわけではない。しかし、このお名前を聞くと、必ず思い出すことが1つあるのだ。 この方が、どこかの雑誌かパンフレットに書いておられたエッセイである。 その時には、脚本家として既に有名になっておられたが、脚本家という職にたどり着くまで、それこそ、様々な方面や職業にチャレンジしたそうだ。 「それこそ、ダボハゼのように、興味を持ったあらゆることに挑戦したその結果、手元に残ったのがたまたま脚本家だった」 と書いていたのが、いまだに記憶に残っている。私は当時、自分の得意分野などもわからず、先々どう…