毎年秋になると各地の酒店に「ひやおろし」が並び、日本酒ファンは「今年はどこのひやおろしを飲もうか」「いや全部いきたい!」とわくわくする季節です。 「ひやおろし」は出荷前に火入れをしない、いわば「生詰め」の日本酒。 夏の間に熟成されてまろやかになったお酒をそのまま味わえるのが特徴です。 今回は福島県で230年以上の歴史を持つ「弥右衛門(やうえもん)」のひやおろしをご紹介します。 秋らしいラベルが印象的な「弥右衛門」ひやおろし。 「蔵の街並み」で知られる福島県喜多方市(きたかたし)にある大和川酒造店は、寛政2年(1790年)の創業以来、230年以上にわたり酒造りを続けている老舗の蔵元です。 古くか…