福音館書店発行の月刊予約物語絵本。
「こどものとも」は、1956年に創刊されて以来、常に日本の絵本界をリードし、出版し続けてきた絵本です。 毎月、冒険やファンタジーの楽しい物語、日本や世界の昔話、動物、乗物、生活など、バラエティーに富んだ内容で発行していきます。 これまでに厚生大臣賞をはじめ、多くの賞を受けています。また、アメリカやヨーロッパの各国、そしてアジアのほとんどの国で翻訳されて、高い評価を得て数々の賞に輝いています。 (福音館書店ホームページより)
◯ 絵本 『ネズミのしっぽ』 ニューカレドニアのおはなし 大角翠/採話、あべ・ボストン/文/絵 ◯ 絵本 『トラとネコ』 ネパールの昔話 プルトゥリパティ/再話、いばやしまさこ/絵 教室いっぱいの3年生。今日は鐘がなってからやっと入れてもらえた。 ◯ 絵本 『ネズミのしっぽ』 まずは南の島国ニューカレドニアのお話から。わがままなネズミが最後にしっぺ返しを受ける。おしりに棒きれを刺されて、それが長い尻尾になったという。昔話によくある「〇〇はなぜ〇〇か」という由来話。 ◯ 絵本 『トラとネコ』 こちらは山の国ネパールの昔話。ネコが人間とともに暮らし、自分の糞を隠すようになった由来を語る話。 木登り…
こどものとも年中向き|2025年4月号 作:北村人 安心安全のこどものとも。 声にだして楽しむ絵本。韻を踏めるリズミカルな文章は子供にも伝わりやすい。 最後の「あかにんじゃ」のページは文章を無視して、「〇〇してる忍者は~」と聞けば探して見つけて指をさして楽しめる。ぞくぞくと現れるカラフルな忍者とリズミカルに韻を踏む文章が口にだして読んでも聞いても楽しい一冊。
氷河期の児童書業界でデビューするには? そして、マンガの感性を持った才能は 児童書業界で働けるのか? この記事は、 主に私の体験談を中心にお話しさせていただいておりますので、 多分に主観的な内容になっております。 ♥ 子どもの本は、文学と絵画畑の人たちがその基盤を作りました。 そういう歴史があるようです。 恐らく今でも文学と絵画が上位にあるという意識は変わっていません。 マンガ、イラスト、アニメ、デザイン、デジタルコンテンツなどは、 全て新参者で、下位に属するという意識です。 少しは変わっているでしょうが、 やはり今でもそういう意識は残っていると思います。 文学と絵画畑の人たちは、少し頑ななと…
たぶん2015年ころのブログです * 精神科デイケアで勉強をさせてもらっています。 今日は「絵本」のお話です。 最近、精神科デイケアで絵本を読んでいます。 疲れている時などには、絵本がこころを癒してくれます。 絵本を読むようになったきっかけは、コラージュ用の本棚にあったたくさんの絵本。 デイケアにはコラージュ用にかなりの本が本棚に並んでいて、じーじは暇な時に登山雑誌や旅行雑誌、そして、子ども向けの絵本などをよくお借りして読んでいます。 特に、子ども向けの絵本は、「こどものとも」という知る人ぞ知る、うちの子どもたちも子どもの頃にお世話になった絵本がたくさん並んでいて、飽きることがありません。 本…
3月6日のほっとニュースは福音館の絵本『あさいち』復刊! 最盛期の輪島の朝市が描かれた絵本です。 金沢生まれの福音館書店さんが被災地の支援を摸索されている中「復興を願って復刊してほしい!」との声が多数寄せられたこともあいまって44年ぶりの復刊となったそうです。 被災地を想ってこの絵本を思い出してくださった方たちがいて出版社へ伝えてくださる方たちがいてたいせつな絵本が蘇ることができました。 *** 『あさいち』は月刊絵本「かがくのとも」の1980年1月号(130号)。末っ子(息子)が5歳の時の絵本です。「こどものとも」も「かがくのとも」もほとんど孫たちに譲ったので、家にはないものと思っていたのに…
明日が節分なので、やっぱり鬼の話をひとつ。 これは「やまんばのむすめ まゆのおはなし」の1冊です。 我が家にあるのはこどものとも517号(1999年4月1日発行)のペーパーバックですが、このお話はハードカバーになっています。 ある日、まゆは雑木林のなかで鬼に出会いました。 鬼のことを知らなかったまゆは「しかでもないのに つのをはやしているなんて かわってるな」と思います。(おそれを知らないまゆ、^-^;) おなかのすいていた鬼は自分の家に遊びに来ないかと誘います。 そして、まゆをおおなべで煮て食べてやろうと目論むのですが…。 何も疑ってない素直なまゆ。 でもやっぱり、やまんばの娘は規格外でした…
ネットが縁で知り合った20年来の絵本友だちが、SNSで福音館書店が「まゆとりゅう」をあげていたよとお知らせくださった。 ああ、そういえば、まゆのおはなしにそんなお話があったなと本棚を探す。 「まゆとりゅう ーやまんばのむすめ まゆのおはなしー」(こどものとも576号) 富安陽子/文 降矢なな/絵 福音館書店 2004 まゆは山姥のおかあさんと雪深い山に住んでいます。 はるのある朝、おかあさんが「はるのりゅうがでてきたよ」と言いました。 そして、お客さまを迎えるためにヤマモモのお酒を用意します。 さて、そのお客さまとは…。 ドン ゴロン ゴロン ドドン ゴロン そらの上から不思議な音が聞こえてき…
読み聞かせをしたいけどどんな絵本を選んでいいのかわからない。良質な絵本を読んであげたいけれど選ぶ時間がない。こんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが、福音館書店「こどものとも」シリーズの定期購読です。 そこでこの記事では5年間毎日読み聞かせをしている絵本大好きな筆者が ・福音館書店の「こどものとも」シリーズの魅力 ・おすすめの定期購読方法 をお伝えします! ✔こんな方におすすめの記事 安くて便利な絵本を探している 福音館書店の絵本が気になる 子供に読み聞かせたい 福音館書店「こどものとも」シリーズの魅力 福音館書店「こどものとも」シリーズとは 「こどものとも」シリーズがおすすめの理由とは ■お…
先日、福音館書店のサイトでクリスマスの本の検索をかけていたら、 この「クリスマスのちいさなおくりもの」というアトリーの本が出てきました。 あれ?この本まだ読んだことないなぁと思って、図書館で借りてきました。 奥付けを見ると、2006年に「こどものとも」で発行され、 2010年にハードカバーになっていました。 なるほど、私が絵本から離れている時分に出版された本だったようです。 内容はアリスン・アトリーらしく、 読んでいてほんわかと気持ちがあったかくなるお話です。 クリスマスイブの夜だというのに、なんにも用意が出来てないと ねずみがキーキー声でおこって言うと、 猫がねずみたちをあんまりずうずうしく…
はずかしがりやのおつきさん / こどものとも258号 / すずきこうじ さく・え / 福音館書店 / 1977年9月 / 260x190mm / 32ページ / ソフトカバー / 2,000+200円」=2,200円 は「本まるさんかくしかく」 で販売中です。 hon034.stores.jp まんまるの月が野原を照らしている夜、 ウマのロシナンテが その光の中で手紙を書いていました。 あんまり月が明るいので、 馬車の中で寝ていた 女の子のギューリーちゃんも ネコのダイナもイヌのイワンも、 みんな目を覚まして 月をじっと見つめました。 すると 月は恥ずかしがって 雲に隠れてしまいました。 ロシ…