アンドリュー・ヘイ監督、アンドリュー・スコット主演。 一寸時間も経って落ち着いてきましたが、今作はダメージを受けるレベルで気持ちが揺れてしまいました。本当にいい映画ですし、ダメージの受け方はナショナル・シアターの『善き人』のような問題を突きつけられる感とは異なり、とてもパーソナルな部分での痛みだったりするのですが。今回は楽しみというより自分の感情の対処に困ってSNSの感想などを漁り、少数ながら「傷つき直した」「トリガーアラートが必要では」といったコメントがあるのを見て、“自分だけじゃないんだ”とほっとしました。ほっとさせてもらってありがとう〜という気持ち。これらのコメントはクィアの描き方に関す…