楽しみにしていた『マキノ』の第2話。 ウキウキで新潮11月号を買いに行く。 さっそく家で『マキノ』の目次ページを読んでみる。 「齢60にして姓を変えた彼は、滋賀マキノにある古家を相続し、警察の定年退職後に東京から移り住んだ」 ・・・・は!? 姓を・・・変えた!? 合田は合田ではなくなった!? どういうこと!? しばしその目次ページを凝視して固まる。 9月号から始まった髙村薫の『マキノ』は、名前こそ出てこないがあきらかに合田雄一郎の物語だった。あえて名前を出さなかったのは、合田刑事シリーズとは切り離した、純文学を書きたかったからだろうと勝手に思っていたのだが・・・。 普通に名前が変わっていたんか…