Anna Karina
1940年9月22日生まれ。 デンマーク・コペンハーゲン出身。 10代でモデルとして活躍。 18歳でパリへ。 ゴダール監督の「小さな兵隊」(60)で映画デビューするも、公開が禁止され、その後に主演したミシェル・ドヴィル監督作「今夜でなければだめ」が先に公開され一躍注目を集める。 61年ゴダールと結婚、64年離婚。 離婚後もゴダール作品に数々出演。 アンナ・カリーナという芸名はココ・シャネルが付けたもの。
Chansons De Films
女と男のいる舗道 [DVD]
はなればなれに [DVD]
恋物語
アルファヴィル [DVD]
小さな兵隊 デジタル・リマスター版 [DVD]
メイド・イン・USA [DVD]
気狂いピエロ [DVD]
1、作品の概要 『アルファヴィル』は、1965年に公開されたフランスの映画。 監督はジャン=リュック・ゴダール。 主演は、エディ・コンスタンティーヌ。 アンナ・カリーナが出演している。 上映時間は99分。 第15回ベルリン国際映画祭で、最高賞である金熊賞を受賞した。 未来の都市・アルファヴィルで、人工知能に支配され、感情をなくした人々の姿を描いた。 2024年5月現在U-NEXTで配信中。 2、あらすじ 今より先の未来。 人工知能に支配され、感情をなくした都市・アルファヴィル。 シークレット・エージェントのレミー・コーション(エディ・コンスタンティーヌ)は、ジャーナリストを偽り潜入していた。 …
「私には全てが中国」 原題は「Made in U.S.A.」 原作は実際に起こったモロッコの左翼政治家失踪事件 「ベン・バルカ事件」をヒントに書かれた リチャード・スタークの「悪党パーカー/死者の遺産」(The Jugger) 相変わらず意味不明で、噛み合わない会話(笑) 舞台のように場面と人が入れ替わり、スカした哲学的なセリフ (一片のピザを誰と食べるについてひたすら言及している) 誰が警察で、ギャングで、敵か味方なのか 理解しようとするだけでもテンテコ舞い わかったのは、アンナ・カリーナが、寄りも引きのカメラも可愛いということ 真っ青のアイシャドウと囲みメイク バーで歌うマリアンヌ・フェイ…
Vivre sa vie : film en douze tableaux 原題の『好きなように生きる:12の描写によるフィルム』が邦題では『女と男のいる舗道』になっている本作。正直邦題の意味はよく分からない。 レコード店で働きながら舞台俳優を目指すアンナ・カリーナ演じるナナについて12編で描かれ、1編が約10分で1時間20分ほどの上映時間です。 ちなみにフランス語でナナ(nana)は若い女や娼婦などの意味がある口語のようで、こちらの作品のナナはエミール・ゾラの『ナナ』から採られたようです。 印象に残っているのは3編にてナナが映画館でサイレント映画『裁かるるジャンヌ』を鑑賞しこの作品の一連のシ…
女と男のいる舗道(字幕版) アンナ・カリーナ Amazon ★★★ パリ。女優志望のナナ(アンナ・カリーナ)が別れた夫ポール(アンドレ・S・ラバルト)とカフェで話し合う。色々あって娼婦となったナナはラウール(サディ・ルボット)をヒモにする。 カメラワークと編集と音の使い方が面白い。でも、監督自身が後で振り返ったら恥ずかしくて顔が真っ赤になりそうではある。若気の至りというか。見ている方はちょっと素人っぽくてちょっと気取っているところが可愛いのだが、それは時と共に風化したからそう言えるわけで、本人としては未熟な習作という意識が強そう。当時は斬新だった表現が客観的にも主観的にも古くなる。それも急速に…
女は女である アンナ・カリーナ Amazon ★★★ パリ。書店員のエミール(ジャン=クロード・ブリアリ)はストリッパーのアンジェラ(アンナ・カリーナ)と同棲していた。そのアンジェラが唐突に赤ちゃんが欲しいと言い出す。エミールはその申し出を拒否する。アンジェラは他の男に頼むことに。その相手はエミールの友人アルフレード(ジャン=ポール・ベルモンド)だった。 映像や音楽で小技を効かせていて面白かった。今見ると洒落臭いが、その洒落臭いところがゴダールの美点である。 映像で面白かったところ。セリフごとにカットを割る際、カットごとに人物の位置関係を大胆に変えている。屋内で男女2人が話すシーンだ。このカッ…
Cut Vol.30 フレンチ・ロリータ幻想 / ロッキング・オン / 1994 / 330x240mm / 132p / ソフトカバー / は「本まるさんかくしかく」 で販売中です。 hon034.stores.jp ヴァネッサ・パラディ、 シャルロット・ゲンズブール、 アンナ・カリーナ、 ジェーン・バーキン、 ブリジット・バルドー といった往年のトップモデル・女優たちの ビジュアルとインタビュー。 & まだ無名に近かったケイト・モスの 「フォトギャラリー」。 デッカイ雑誌で 見応えあり。
「昨日ママンが死んだ」 原題は「Lo Straniero」仏題は「L'Étranger」英題は「The Stranger 」 原作はアルベール・カミュの同名小説「異邦人」 私も10代の頃読んだことがあります 有名すぎる文学のわりに本が薄かったから(笑) ヴィスコンティの幻の作品と言われていた所以は 日本では1968年に英語吹替版が上映 日本語吹替の短縮版がTV放映されたものの ソフト化も、リバイバル上映もされなかったため デジタル復元が叶った2021年にやっと上映 ファン待望のDVD化も叶い オリジナル(イタリア語版)が見れるようになったそうです (それが今じゃu-nextで配信 笑) 小説の…
一条真也です。東京に来ています。朝から水天宮のホテルと銀座のカフェで打ち合わせ。昼からはシネスイッチ銀座でフランスのドキュメンタリー映画「ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)」を観ました。「昨日はヒッチコック、今日はゴダール」というわけですが、安楽死によって91年の人生を閉じたゴダールの生涯には強い関心がありました。 ヤフーの「解説」には、こう書かれています。「1950年代から1960年代にかけて起こったフランスの映画運動『ヌーヴェルヴァーグ』の代表的映画監督、ジャン=リュック・ゴダールに迫るドキュメンタリー。『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』などの作品の映像や過去のインタ…
映画好きのゴダールはミュージカルも好きだった。 女は女である アンナ・カリーナ Amazon でもアンナ・カリーナの歌といえば... 私の運命線 アンナ・カリーナ クラシック ¥255 provided courtesy of iTunes
「メイド・イン・USA」(原題:Made in USA、1966)を見る。ジャン=リュック・ゴダール監督によるフランスの映画。ストーリーは忘れていたが名画座でかつて見ており再見。 元恋人の謎の死を追う女性が、秘密警察とギャングの抗争に巻き込まれていく。公開当時の時代背景や政治状況などを盛り込んでいて、状況を理解しないとわかりにくい。 本作は、実際のモロッコの左翼政治家失踪事件「ベン・バルカ事件」をヒントに、リチャード・スターク(ドナルド・E・ウェストレイクの別名)が書いた小説「悪党パーカー/死者の遺産」(原題 The Jugger)を原作として、ゴダールが脚本を書いた。 出演は、アンナ・カリー…
「私は好きな男と寝るの。 あなたじゃなくてね」 『だって 私は女なの』 "Bo we mnie jest seks" マリア・デブスカ,レシュク・リホタ,クシシュトフ・ザレフスキ,ボリス・シィツ 2021/カタジーナ・クリムキエヴィッチ 1960年代、 ポーランドに 実在した セックスシンボル カリーナの お話です。 www.youtube.com www.netflix.com 歌手であり女優の カリーナ・イェドルシク。 16歳年上の作家を夫に持つが、 公認の恋人も出入りする オープンな生活。 その奔放でセクシーな魅力に 男はメロメロ、 女はやきもき。 ある日、 彼女とかつて関係のあった男が…
パリを舞台にした映画は多いです。なにせ毎日20もの撮影がパリではされているということ。 その中で、ヌーベルバーグのゴダールやトリュフォーの映画は勿論、その他外国人の監督のウディ・アレンなどもパリをテーマにしていますが、マルセル・カルネ監督の映画もあります。 私の好きな映画とパリのシーンを一緒にご紹介します。 みたい場所へ↓ジャンプ。 パリが舞台となった映画16選 1「ミッドナイト・イン・パリ」 2「アメリ」 3「パリ、ジュテーム」 4「大人は判ってくれない」 5「勝手にしやがれ」 6「5時から7時までのクレオ」 7「はなればなれに」 8「ポンヌフの恋人」 9「イヴ・サンローラン」 10「北ホテ…
ナボコフの原作は『ロリータ』よりずっと前に書かれた作品だけれども、『ロリータ』が世界的ベストセラーとなり、スタンリー・キューブリックによって映画化されたあとに映画化された。当然トニー・リチャードソンには「あの『ロリータ』のナボコフ作品の映画化」ということでそれなりの「野心」もあったのではないかと思う。ここでの脚本担当のエドワード・ボンドという人物、2年前の1967年のミケランジェロ・アントニオーニの『欲望』の英語脚本に協力した人物ではあるし。 実はこの作品、登場人物の名前が原作(ナボコフによる英語訳)から変えられてもいるのだけれども、マルゴ(この映画では「マーゴット」)を演じたのはアンナ・…
カメラ・オブスクーラ (光文社古典新訳文庫 Aナ 1-1)作者:ナボコフ光文社Amazon 今年の初めに同じナボコフの『キング、クィーンそしてジャック』を読んだとき、わたしは「これがナボコフが書いた最初の『犯罪小説』ではないか」と書いたのだけれども、それにつづいて「犯罪小説」といえるのが、この『カメラ・オブスクーラ』だろうか?とは思う。 まあ「犯罪」とはいっても、主人公が勝手にしっかり騙されてただけともいえる小説で、「主人公ひとりがバカだった」ということではある。 基本ストーリーは、中年美術鑑定家の主人公クレッチマーが16歳の少女マグダに惚れ込み、妻と娘と別れて彼女と一緒に暮らすようになるのだ…
ひと月ほど前にメルカリを眺めていたら1950年代に製造されたcanonflexRというカメラと、そのカメラ用の標準レンズsupercanomaticR50mmF1.8のセットが、比較的安価に出ていたので買ってみました。値段相応の状態で結局は整備しないと完動しないのですが(それはそれで修理対応中)レンズは初期性能の通りなのかどうかは不明ですが生きていました。canonflexとsupercanomaticRレンズの交換レンズシステムは短命で、1959年から62年まで4機種のカメラが発売されただけ。この頃のキヤノンは一眼レフのシステムで若干迷走気味で、シャッター連動自動絞りの機構のシステムが改変を…
タイトルが覚えづらいという人は、あみんの「待つわ」を参照するのが吉。 2016年。トマーシュ・ヴァインレプ、ペトル・カズダ監督。ミハリナ・オルシャンニスカ、クラーラ・メリーシコヴァー、マリカ・ソポスカー。 1973年。22歳のオルガ・ヘプナロヴァーはプラハの中心地で路面電車を待つ群衆の中をトラックで突っ込み、8人を死亡、12人を負傷させ、チェコスロバキア最後の女性死刑囚として絞首刑に処された。実話。 たしかに汝は正しいよ。暑っつい暑っつい、ちゅて。気温が高いだけやなく湿度までえらいことなっとるがな、ちゅて、通りすがりのおばはんも言うてたわ。たしかに汝は正しかろ。きしきしきし。でもさ汝、おれはそ…
6/10 月最近ずっと安定していた気分が少しずつぐらつき、ずるずると下がっていくのを感じた一日だった。うたた寝をして覚醒と眠りのあわいをうろうろしながら、人生がつらい、歳をとりたくない、未来がどうなるかわからないことが怖い、とぼんやりとしたイメージとともに考えていた。夜はヘレン・シャルフベックを描いた伝記映画『魂のまなざし』を見た。 6/11 火ぶつぶつと肌荒れができた。生理前になるといつも出てくる。ちまちまと食事をあすけんに登録する日々だが、わたしはいつもあすけんの女(あすけんのキャラクターのあだ名)にカロリーが少なすぎると言われてばかりで、100点中45点くらいの点数しか取れないでいる。摂…
リヴェット『パリでかくれんぼ』観る。ルイーズ役の俳優、アンナ・カリーナとエマ・ワトソンを足して割った感じの美人さん。ゴダールなどのオマージュが散らばっていて楽しかった。 夜は鳥貴族でたらふく食べた。
※この記事は、2024年5月に更新しました。 フランス映画、イタリア映画、ポーランド映画・・・ 起承転結がはっきりしたハリウッド映画より、芸術性の高いヨーロッパ映画に魅力を感じる人もいるはずです。とはいえ、テレビ放送される映画も動画配信(VOD)も、ハリウッド映画か邦画ばかり。 そんな中、数多くのヨーロッパ映画が配信されているのがU-NEXT (ユーネクスト )です。U-NEXTには定額料金内で楽しめる「見放題」作品と、追加料金が発生する「レンタル」作品があります。 この記事では、見放題作品だけに厳選して、おすすめのヨーロッパ映画をご紹介します。 ヨーロッパ映画を配信で見るならU-NEXT!見…
☆企画は終了しました! 掲載を許可してくれた寄稿者の皆様、読んでくれた皆様、ほんとうにありがとうございました。 今後とも引き続き『〇〇×わすれもの』をどうぞよろしくお願いいたします。 2024年5月12日 かんの 「〇〇×わすれもの」に掲載された計14名分の作品を、GWを含む9日間 無料で読めるよう公開致します。 🌟そもそも〇〇×(まるまるばつ)とは 🌟期間 🌟寄稿者一覧(終了) と 掲載場所 1.わく「雨の日の傘はどこにある」 2.ちまき「生活」 3.梶本時代「忘れたのは愛だった」 4.ギマユニコ「世界は終わらない」 5.ふたつぎ「コトダマセンター」 6.そうせき。「反断捨離のすゝめ~忘れら…
ヒューマントラストシネマ渋谷のジャック・リヴェット傑作選2024で、『パリでかくれんぼ』を完全版で再見。28年ぶり二度め。歌って踊って長いフランス映画。歌がとてもよい。女の子たちもいいし、アンナ・カリーナも堪能。 pic.twitter.com/mGRWbqL1cM — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024年4月21日
ゴダール/映画誌 山田宏一 著 本書は2022年9月に91歳で自死したジャン=リュック・ゴダール監督について書かれた山田宏一氏の映画評論集であり、氏のゴダール論の集大成である。と言っても書かれているのは1960年代のゴダールのみ。『勝手にしやがれ』(1959年)から『ウイークエンド』(1967年)までの15本の長編と9本の短編、いわゆるポーリン・ケイル女史の言う「豊穣の60年代ゴダール」についてだけである。さらに若干の追悼文が収められている(「キネマ旬報」と「ユリイカ」への寄稿文)のみ。なぜそうなっているのだろうか。 山田宏一氏は処女評論集『映画について私が知っている二、三の事柄』(1971年…
気狂いピエロ タイトルにがっつり差別用語が入っているゴダール監督の『気狂いピエロ』を観ました。 タイトルは『ピエロ・ル・フ』などに今後改題されるのかどうかは分からないけれど、人前で言うには勇気がいるタイトルです。 原作はアメリカの作家・ライオネル・ホワイトの『オブセッション』で2022年にこちらの原作が邦訳されたそうです。 本作の主役・フェルディナンは妻と共に行ったパーティーから自宅に帰るとかつての恋人・マリアンヌがベビーシッターとして目の前に現れます。 その後フェルディナンはマリアンヌのアパルトマンにて共に過ごすも殺人事件に巻き込まれてしまい、盗んだ車で2人は南仏を目指す逃避行がテーマのロー…
糞アマゾンにぶちぎれた! いやむしろ糞=アマゾンだ! いや糞>森=二階>アマゾンだ! 糞中の糞であるアマゾンには今まで何度もきれてはきたが、今回は血液が沸騰するくらいぶちきれた! 糞アマ糞ゾンを使うことは金輪際ない! デジタル課税で世界中からむしりとられろ! ↑地獄 ---- ↓日常 あやうく見逃すところだった中平卓馬展に行ってきた。カタログも売ってたわ。雑誌掲載の写真がちいさく複写されて展示されてて、老眼につらい。ブレボケアレのころの展示を見ていた老夫婦の爺さんの方が森山大道と違いがわからんみたいな事を婆さんにつぶやいていた。中平と森山の最大の違いは撮ったあとのこだわりの有無じゃないだろうか…