ゆるむしの森では、セセリチョウの種が豊富に発生します。しかし、現場での種の識別はなかなか大変です。セセリチョウは素早く飛ぶ種が多く、翅の模様も似ているので、動いている状態での同定はまず不可能です。同定には、止まった状態で翅の裏面の白斑点の並びを入念にチェックするか(場合によってはカメラに収めて確認する)、捕虫網で捕らえて確認するしかありません。 特に紛らわしいのが、セセリチョウ亜科のイチモンジセセリとオオチャバネセセリです。両種は、基本的に、後翅裏面の白斑点が真っすぐ並ぶか、ジグザグに並ぶかで識別可能ですが、実は紛らわしいのがけっこういるのです。 一昨日ゆるむしの森を訪れた際には、10頭以上の…