ようやく、バンクーバーから飛行機が飛んだのは夜の9時すぎ。ハリファックスまではなんと約6時間!時差もプラス4時間!聞いてはいたけど……カナダ、バカでかい。 そして、たどり着いたハリファックス空港。到着ゲートを抜けると、C社の日本人営業担当であり、ハリファックスでは有名なシェフでもあるスズキさんが笑顔で待っていてくれた。 ……が、私はと言えば、あの大事件(※第61話参照:空港で乗り遅れ&不貞寝)を経て、目はうつろ、顔は死んでいた。たぶん、顔面だけで「これは相当やられたな」と伝わるレベル。 実はバンクーバーで乗り遅れが確定した瞬間、C社に電話して、事情を説明していたのだ。「す、すみません…搭乗でき…