高齢化社会ほど実態の見えにくいものはない。 原因は幾つもあるが、最大は思い込みであろう。 また、様々な世代の無関心もある。 残念ながら、シニア自身も高齢化社会の現状を知らない人が多い。 波平の話ではないが、未だに60歳を過ぎたらご隠居モードの人も多い。必ずしも田舎暮らしだからそういう訳ではない。むしろ、田舎は昔から農業などでは生涯現役であり、引退と言う言葉はない。 一方で、人生100年時代という言葉が独り歩きして、不安を助長するメディアなどに流されてしまう。 もちろん、現状を知れば知るほど不安が助長される部分もあるが、ポジティブに発想するために知ることは何事につけても大事だ。気分で不安を増幅す…