H.M.S.Tiger
同型艦はない。
1911年度計画で計画され、第一次世界大戦中の14年に完成。本来はライオン級の4番艦として建造される予定であったが、ライオン級をタイプシップとした日本向けの金剛級の方が優れていた為に、機関・罐・砲配置を金剛級と同様にした本級が建造された。
その外見から、金剛級のコピーだと揶揄される事もあるが、副砲配置や艦内の装甲配置などは金剛級とは異なっており、コピーとは言いがたい。
要目
常備排水量:28,430トン
全長:214.6m
最大幅:27.6m
喫水:8.7m
主罐:パブコック&ウィルコックス缶39基
主機及び軸数:蒸気タービン2組4軸
出力:85,000馬力(計画)・108,000馬力(実際)
速力:28ノット(計画)・29ノット(実際)
燃料:石炭2,450トン及び重油2,450トン
航続力:10ノットにて4,650浬
主兵装:13.5インチ連装砲;4基
6インチ単装砲;12基
3インチ単装高角砲;2基
21インチ水中魚雷発射管;4門
装甲:水線;229ミリ
甲板;76ミリ
主砲塔バーベット;229ミリ
主砲塔前盾;229ミリ
司令塔;254ミリ
乗員;1,121名
タイガーは第一次大戦に参加した英巡洋戦艦の中で最良の艦と言われており、戦後約10年間現役にあったが、ロンドン条約で廃棄された。
>タイガー級