石破総理大臣が,入党1年目議員の事務所に慰労会の手土産代わりに10万円の商品券を渡した,という社会面的ゲスな話題で国会が紛糾している。 というか,これまでも国会の議論の80%ぐらいが,こうした政府与党の金銭問題や人格問題,スキャンダル問題の議論を野党が吹っ掛けることで費やされているように思える。 国会やそれに付属する委員会の仕事は何かといえば,新規の法案や修正法案の「内容」について議論し,決めることだと思うのだが,どうも野党は何かあれば与党や政府のメンバーに対する「政治責任」を追及するのに時間を使っているように見える。 一般の新聞であれば,たとえば20ページある中で政治面が2ページ,国際面が2…