コロナ禍を経て、飲食業界は大きく変わった。それまでは名声や立地の良さに頼り、味やサービスが劣っていても人が集まる店が多かった。しかし、コロナというリトマス試験紙が、本物とそうでないものを明確に分けた。左うちわの店は次々と姿を消し、本物だけが残るようになった。コロナとは間違い探しであり、答え合わせの時間。 そんな激動の中で、驚異的な進化を遂げた一軒の店がある。東京・恵比寿にあるネパール料理店 『ソルティーモード』。提供されるダルバートが、かつてとは別次元の料理へと生まれ変わっていた。 2019年のダルバート これが2019年11月23日に行ったときのダルバート。ネパールの国民食であり、日本で言え…