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パノラマカー

(地理)
ぱのらまかー

名鉄7000系・7500系・7700系の愛称。
7000系は1961年6月に登場。
日本初の2階運転台を採用し、前面を客室に開放した車両として話題と人気を呼んだ。
連続窓、ミュージックホーン、デジタル式速度計、スカーレット一色の外部色など、一大エポックメーキングを築いた車両で、昭和37年にはブルーリボン賞を受賞した。
改良型の7500系、一般運転台の7700系とともに、名鉄特急車両としての一時代を彩った。
現在は後継の1000系、2000系に特急の座を譲り、急行・普通など一般車として、いまなお多数の車両が在籍している。しかし近年の車両老朽化に伴って、2008年12月26日に定期運行終了。2009年8月30日に引退。

7000系

1961年(昭和36年)に登場した、「パノラマカー」の元祖。
1975年(昭和50年)までに9回にわたって116両が製造された。
特急から普通まで幅広く活躍、「名鉄」=「パノラマカー」を決定付けた。
1982年(昭和57年)より、座席指定特急用として、一部の車両を改装。白帯を巻いたことから「白帯車」と呼ばれた。
1984年(昭和59年)より廃車が始まり、一部の車両の電気機器は8800系「パノラマDX」に流用された。
1999年(平成11年)、座席指定特急の運用がなくなり、「白帯車」も順次、帯をはずしてスカーレット一色に戻る。
2008年(平成20年)12月26日、定期運用終了。
2009年(平成21年)8月30日、さよなら運転を行い、延べ17622日の歴史に幕を下ろす。

7500系

1963年(昭和38年)に登場した、7000系の改良型。
床面高さが7000系より低く、突き出た運転台が外観上の特徴。
性能的な問題で、他の系列とは混結できない。
全部で72両が製造された。
1992年(平成4年)より廃車が始まり、一部の車両の電気機器は1030系・1230系・1850系「パノラマSuper」に流用された。
7000系のような「白帯車」は存在しない。
床面高さが低いことが災いし、中部国際空港駅に乗り入れることができなかった。
2005年(平成17年)8月6日をもって運用を離脱。

7700系

1973年(昭和48年)に登場した、展望席のないパノラマカー。
24両が製造され、支線直通特急などに使用された。
7000系同様に「白帯車」が存在した。
2005年現在、三河線・広見線のローカル運用を中心に運用。
2010年2月26日をもって営業運転を離脱、同年3月21日にさよなら運転が行われる。4月5日に最後の車両が廃車回送。
これをもって名鉄から7000番台が姿を消した。

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