倒木も屍骸も溶かし苔茂る 先日歩いた(下山した)富士山村山道は、苔の道だった。その美しさは独特だった。火山のスコリアは保水能力が低く植物が生えるには厳しい環境だが、苔のお蔭でたくさんの植物が生存できる。 そんな道の脇に見えた小さい野草をいくつかメモする。といっても深い苔の道にはあまり植生はなく、すこし開けた木洩れ日の場所や林道沿いなどが生育場所である。 草の前に、先ずはこれだが目にしてドキッとする。地衣類だと思うが、いろいろ調べても同定できない。 そして、オオミズアオという蛾。以前自宅の庭でその大きな幼虫を発見したことがあるが、実物は初めて。幼虫も成虫もどこかしら現世離れした透明感がある不思議…