会社の帰りに書店に寄って、谷川俊太郎「ベージュ」を購入。120ページ程度の消費税込みで500円を少し超えるような薄い本。先日亡くなったのでもっとボリュームのある本を読みたかったが、出版サイドだって予想していたことではないはず。「ベージュ」という題は谷川さんの米寿にかけているのだろう。 作者の年齢が書く詩にどこまで影を落としているか、あまり意識したことはないが、自作を振り返ってみると、年齢に無関係に書けている詩と、年齢相応の詩を区別することはできるようだ。米寿になったが、ベージュという色は嫌いではない。「あとがき」より ベージュ(新潮文庫) 作者:谷川俊太郎 新潮社 Amazon 19歳から88…