薄茶

芥子 2000年1月4日、縦320mm×横407mm（F6サイズ）、水彩・コンテ・ペン、色上質紙 ひなげしなどの園芸けしを描いていますがけしとだけ聞くとぶっそうな印象です。ポピーと題したほうがいいのかもしれません。白い紙ではなく薄橙という色つき紙に描かれています。白いポピーを描くためにあえて色つき紙に描いたとのことです。結果ぼんやりした薄暗い背景になって花の色が浮かび上がりました。 ランキング参加中絵画、アート

「青紅葉」という銘のお菓子です。 紅葉する前の、初夏のもみじを描いています。 餡を葛焼きで包んだ爽やかな味わいです。 初夏の彩りを楽しみながら一服。 松尾流茶道教室 浄遊会 生徒募集中 (crayonsite.info)

立礼席 濃茶席 主菓子です。日本からお菓子屋さんに無理を言って冬用の椿のお菓子を作って頂きました。 立礼席のお菓子 立礼席の後の道具の説明です 6月初旬にブリスベンで茶会をしました。 昨年末から生徒さん、お茶友さんに行かれる人を募りはじめ、 計画していました。 外国へ行くのでさすがに大人数は集まりませんでしたが、 それでも3名一緒に行ける人達がいました。 現地の友人宅には茶室があります。 彼女と何度も話して、茶会の準備をし、 友人や、その生徒さんにお手伝い願い 濃茶、薄茶席2席を持ちました。 当日は40名くらいの人達が来てくださって、 懐かしい方々と会うことが出来ました。 昔一緒にお茶のお稽古…

茶道で飲むお茶、いわゆるお抹茶というとこういうお茶を想像するでしょう。 喫茶店などでお抹茶をメニューとして用意しているお店もありますが、その際もこれが出て来ます。 このお茶は茶道では「薄茶(うすちゃ)」と言います。 それに対して「濃茶(こいちゃ)」というお茶もあります。 薄茶に比べるとお茶を倍、お湯が半分になっています。 そして茶筅を振って点てるのではなく、ゆっくりとお茶とお湯は掛け合わせて練ります。 お茶の味が凝縮され、粘り気のある飲み口になります。 濃茶を飲む際には、客は数人で市湾のお茶を回し飲みします。 こうして客同士が一体となるのです。 飲み終わると、茶碗にこのような跡が残るので、懐紙…

薄茶 お茶会で出てくるお茶というのは大抵の場合は美味しい。お家元お好みの高級抹茶をぜいたくに使った濃茶や薄茶を時候の風物を象った色とりどりのお菓子とともにいただくのは至福のひとときだ。 「大抵の場合は」と言ったのには理由がある。たまに「ハズレ」があるのだ。 私の経験上、ハズレは濃茶に多い。とくに一席に何十人も入るような大寄せの茶会に参加して中頃より後ろの方の席に座っていると、「これがお濃茶なの？」と思うような代物が運ばれてくることがある。 これまでで私が引いた一番のハズレは、薄過ぎて到底濃茶とは呼べないものだった。おそらくは一度下がってきた茶碗を洗おうと水屋で誰かが湯を注いだものを、間違えてそ…

薄茶茶筅荘 私の習う茶道の流儀には茶筅荘（ちゃせんかざり）という点前がある。茶筅荘は「かざりもの」と呼ばれる四種類の点前（茶入荘、茶碗荘、茶杓荘、茶筅荘）の一つだ。 これらの点前は「目上の方から茶道具をいただいた」場合、これを当日の客にお披露目する目的で行われる。茶入荘なら「茶入」、茶碗荘なら「茶碗」、茶杓荘なら「茶杓」。では茶筅荘は茶筅をお披露目する点前なのかというとそうではない。茶入、茶碗、茶杓以外の茶道具（代表的なのは水指）をお披露目する場合の点前とされている。 そもそも「茶道具をお披露目する」とはいったいどういうことなのか。 その昔、織田信長は茶会を許可制にしていたという。戦で手柄を立…

ある日の薄茶 近頃私は毎日家で薄茶を飲んでいる。 きっかけはコロナ禍でお茶の稽古ができない日々が続いたことだった。定期的にお稽古をしていれば薄茶を飲むチャンスはいくらでもある。以前はご近所のお茶の先生のところに遊びにいけば、ちょっと上等な濃茶をいただくような贅沢もできた。が、それらが全部できないということになると抹茶を飲む機会そのものがない。 そこで家ではコーヒーの代わりに薄茶を点てて飲むことにした。幸いなことに夫もお茶の心得があるから交代で薄茶を点てる。特別な茶道具を出すわけではなく、食器棚から抹茶茶碗を出し、冷蔵庫から抹茶を出し、ポットのお湯を使ってキッチンでお茶を点てる。 ただそれだけの…