ヘンリーとウィリアム、1900年代初頭。Wiki より。 ヘンリー・ジェイムズ『鳩の翼』(1902年出版、翻訳は青木次生「ヘンリー・ジェイムズ作品集3」国書刊行会2004)を最近ぼちぼち読み進めている。 ヘンリー・ジェイムズ作品集 (3) 鳩の翼 作者:ヘンリー・ジェイムズ 国書刊行会 Amazon いや、主人公?の心のうごきをこれでもか!と微妙な表現で書き継いでゆく、すごいねちっこい感じ(だけど嫌ではない)。動きはほとんど無くて、心のなかの微妙な感覚があっちへこっちへ流れゆくだけ。でも登場人物の繊細な思念の波がグイグイこっちに伝わる。その筆力がすごい。 分厚い作品だし、読んでて若干疲れるので…