Henry James (1843-1916)
アメリカ生まれの小説家。長年ヨーロッパに滞在し晩年にはイギリスに帰化した。
創作活動は主に三期に分かれる。初期は『ある婦人の肖像』に代表される「国際状況小説」など。中期は『ねじの回転』など様々な実験を凝らした作品。そして後期円熟期の複雑精緻な三大長編『使者たち』『鳩の翼』『金色の盃』。
また『女相続人』(原作『ワシントン・スクエア』)や『ある貴婦人の肖像』、『鳩の翼』、『金色の嘘』(原作『金色の盃』)など映画化された作品も多い。
ジェイムズ作品映像化一覧
http://us.imdb.com/name/nm0416556/ [IMDb]
ちなみに『プラグマティズム』で有名な心理学者・哲学者ウィリアム・ジェイムズはヘンリーの兄である。
主な著作
- 『ロデリック・ハドソン』
- 『アメリカ人』
- 『デイジー・ミラー』
- 『ワシントン・スクエア』
- 『ヨーロッパ人』
- 『国際エピソード』
- 『ある婦人の肖像』
- 『ボストンの人々』
- 『カサマシマ公爵夫人』
- 『メイジーの知ったこと』
- 『ポイントンの蒐集品』
- 『ガイ・ドンヴィル』(劇作)
- 『ねじの回転』
- 『アスパンの恋文』
- 『聖なる泉』
- 『使者たち』(『大使たち』)
- 『鳩の翼』
- 『金色の盃』
- 『密林の獣』
- 『象牙の塔』『過去の感覚』(未完成)